英熟語の効率的な覚え方と勉強法を早稲田生が徹底解説!おすすめの英熟語帳も紹介!

大学受験の英語学習において重要になる英熟語の勉強法について解説します。長文読解や文法問題の合否につながる英熟語の間違った勉強法から英熟語のおすすめの覚え方や勉強法、参考書まとめから英検の勉強にも役立つ英検の英熟語の覚え方までを徹底解説します。

英熟語の効率的な覚え方

あき先生
あき先生

英熟語のおすすめの勉強法としては、ただ英熟語をただの例文として覚えるのではなく、英熟語に対してイメージを持って勉強することがとても大切です。

また英熟語をただ目で見て覚えるのではなく、耳や口も使って効率的に暗記していくのがおすすめの英熟語の覚え方です。

実際にどうやって勉強すれば良いのかをこれから具体的に説明します。

1.英熟語に対してイメージを持って勉強する

先ほど間違った勉強法で書いた通り、ただ熟語と意味だけを覚える勉強法では足りません。記憶をより定着させるために英熟語に対して「イメージ」をもって勉強することが重要です。

具体的にどうするかというと、まず英熟語を覚えるときに例文も合わせて考えます。この例文の内容をそのまま頭に思い浮かべます。

例えば、Her self-confidence is based on her experience.(彼女の自信は経験に基づいている)

このような例文であれば

自信満々な女の人が「経験」と書かれた四角い箱の上にドヤ顔で立っている情景が想像できます。このイメージには「on」の意味がしっかりと反映されています。

「on」は密着のイメージです。なので女の人は「経験」の真上に密着して立っているということがわかります。

英熟語の覚え方のコツ

このように英熟語を含んだ例文にイメージを働かせることでその熟語を覚えやすくなりますし、記憶もより印象的になります。

2.英熟語のインプットだけではなくアウトプットを行う

インプットだけではどれだけ熟語を見たり聞いても、わかったつもりになるだけで実際に覚えられているかわかりません。そしてこの場合ほとんどの熟語はなんとなく知っているだけでテストで使える知識には程遠い状態にあります。

記憶をテストに使える状態にするのに必要なのは英熟語のアウトプットです。

具体的には、システム英熟語や解体英熟語などの英熟語帳を見るのではなくvintageやnextstageなどの文法問題を解いて実際に書きこむことです。

英熟語の知識量が問われる問題を解くことで自分が何をわかっていて、何をわかっていないかがわかります。これで初めて自分の苦手や不足している部分が見えてきます。

そしてどういった形式で出題されるのか、またどんな選択肢の中から正しい答えを選択するのかがわかります。

参考書に載っている問題の多くは過去の受験で出題された実際の入試問題です。そのため問題を解くことでどんなひっかけ方をして出題するのかがわかり、加えて正解以外の選択肢がわからなかったらさらに知識を増やすことができます。

英熟語の復習のやり方

間違えた熟語問題や、知らなかった熟語は、実際にまとめノートに書いて復習しましょう。書いて覚えることはただ見るより効果的です。すべての熟語を書いて覚えるのは大変なので、間違えた問題くらいがちょうどいいです。

3.英熟語は眼だけではなく耳や口も使って学習する。

英熟語の勉強法として必ず音読はするようにしましょう。人間は目で見て、耳で聞いて、口に出して情報を記憶します。その中で多くの受験生は英熟語を目で見るだけで記憶しようとしています。

英熟語を耳で聞いたり口に出して勉強することは確かに目で見て勉強すよりも労力も手間もかかるのそういう人がいるのも仕方ないかと思いますが、非常にもったいないことだと思います。

まず耳でその熟語の発音を聞きながら勉強するとしましょう。長い熟語も発音をきくことで語感で覚えることを助けます。ただ英熟語を目で見ただけの時より格段にその熟語は覚えやすくなるでしょう。

次に熟語や例文を実際に声に出してみます。

その例文のイメージが湧きやすくなるし、発音することで少なくとも読めないということが回避できます。熟語の意味を忘れてしまっても、読めることで例文のイメージを思い出して意味を類推することも可能になります。

あき先生
あき先生

このように英熟語を目で見て覚えるより、耳や口を使った方が格段に勉強の効果があるので、シャドーイングや音読はおすすめの勉強法です。

英検に最短合格できる英熟語の覚え方

英検では大問題1での文法、語句問題で英熟語やイディオムを知っておかないと解けない問題がいくつか出題されます。

さらに、長文読解でも英熟語を知っていた方が速読ができるようになり、リスニングでも英熟語を知らないと何を言っているのか分からない場面に出会うと思います。

まずは英検の教材ではなく持っている文法書のイディオム、英熟語を覚える

そんな時に英検の英熟語の勉強法としては、まず1つ目は自分の持っている文法の参考書のイディオムの部分を徹底的に覚えることが大切です。

英熟語は何も英検準一級を受けたい人は必ずしも英検準一級のパス単の英熟語のところだけをやっても効果はあまりありません。

基礎的な英熟語をしっかりとインプットした上で英検専用の単語帳や熟語帳の学習をしましょう。

基礎固めができてから英検専用の参考書で英熟語の学習

そして、しっかりと文法の参考書で基礎固めができたら英検専用の熟語帳もしくは単語帳で英熟語を勉強するようにしてください。

英検準一級に合格したいのであれば、vintageもしくはnextstageのイディオムのセクションを9割はできるようになってから英検の英熟語の勉強に取り組むようにしてください。

英検の勉強法やおすすめの参考書については以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

大学受験の英熟語の間違った勉強法

受験生がよくやる英熟語の間違った勉強法を紹介します。

1.英熟語の意味だけを暗記しようとする

英熟語を見て意味だけを覚えようとする勉強法では意味がありません。ただ意味をを覚えただけでは応用は聞かないし、意味をど忘れしたらそれでもう終わりです。

また覚えた英熟語に関しての知識が意味だけしかないので記憶の結びつきが弱く、簡単に忘れやすく、思い出すのにも苦労します。

2.インプットばかりでアウトプットをしない

多くの受験生は覚える必要のある英熟語が膨大な量であるためにとにかくたくさんの英熟語を覚えようと躍起になります。参考書をみては覚えて、見ては覚えて、、しかしただインプットだけを行う勉強法では定着する記憶はあまりないでしょう。

記憶とはアウトプットをして初めて定着するものです。以下に多くの文法を見てもそれだけで定着したとはいえません。「なんか見たことある熟語」が増えるだけです。

3.眼だけで英熟語を覚えようとする

先述にもありましたが、ただ英熟語の参考書を眺めるだけでは記憶は定着しません。つまり英熟語は目で見るだけでは記憶は定着しないのです。

英熟語を目で見て読むということは悪いことではありませんがそれだけでは足りません。英単語を覚える以上に英熟語を覚えるのは難易度が高いです。

英熟語のおすすめの参考書

大学受験の英熟語を勉強する上でおすすめの参考書として、システム英熟語と速読英熟語および解体英熟語の使い方やメリットデメリットを紹介します。自分にとって一番レベルが合っていて使うやすそうな英熟語の参考書を選ぶようにしてください。

システム英熟語

システム英熟語のメリットとしては、

  • 英熟語の意味がグループ分けされて書いてある
  • 英熟語をイメージしやすい図やイラストが描いてある

また、システム英熟語のデメリットは構成がすこし複雑という点が挙げられます。

システム英単語の英熟語版がこのシステム英熟語です。英熟語のおすすめの勉強法で紹介したイメージを持って勉強するというのに非常に適した参考書です。英熟語のイメージを手助けする図やイラストがあるので、常にイメージをもって勉強することができます。

また同じ意味をもつ英熟語や、同じ前置詞をもつ英熟語でグループ分けされているので効率的に覚えることができます。

システム英熟語

2.速読英熟語

速読英熟語のメリットは、長めの文章中に英熟語が使われているから、イメージが働きやすいし、その文章をもとに意味を思い出すことができます。また長文を通して覚えられるということは一度に複数の英熟語を扱うことができるため、効率的に英熟語を覚えることができるようになります。

ただし、速読英熟語のデメリットとしては文章の難易度がやや高なため、勉強時間が想像以上にかかってしまう点が挙げられます。

文章から単語を覚えていく速読英単語の英熟語版です。

速読英熟語では長めの文章の中に英熟語がちりばめられているので、イメージしながら勉強しやすいです。また英熟語がどんな場面でどんな使い方をされるかが実際にわかるので実践的な参考書だといえます。

速読英熟語

3.解体英熟語

解体英熟語のメリットとしては、英熟語の参考書の中でもかなり英熟語が詳しく解説されている参考書です。ただ暗記するだけでなく、包括的な知識を得ることができます。

ただし、デメリットとしては例文のレベルが高く英語初学者には難しいため、文法の参考書のイディオム部分を覚えきってそれでも時間のある方に解体英熟語はおすすめしています。

解説がとても詳しい英熟語の参考書です。英熟語の成り立ちなど覚えるための工夫が多く掲載されているので、ただ英熟語とその意味を覚えるだけにとどまらず、テストで使える実践的で応用の聞く勉強ができます。

ただ、この解体英熟語は例文のレベルが高いので英熟語以前の読解力や文法力がついた状態で扱ってほしいです。

解体英熟語

英熟語のまとめ

ここまで英熟語の勉強法について解説してきました。いかがでしたでしょうか?

英熟語の覚え方まとめ
  • 英熟語に対してイメージを持って勉強する
  • インプットだけでなくアウトプットを行う学習
  • 眼だけでなく耳や口も使って学習する

この3つを意識しながらおすすめの参考書を使ってもらえば英熟語の勉強は必ず捗ると思います。最後にお伝えしたいことは、この勉強法を継続して行ってほしいということです。どんなに効率的な勉強法でも数をこなして、毎日継続するということをしなければ成績アップには繋がりません。

1ヵ月で選んだ参考書を完璧にすると決めたら、それを少なくとも3週はしてほしいと思います。1000語を3週するということはのべ3000語です。

これを1ヵ月でやるには1日100語やる必要があります。しかしこのくらいやらなければ絶対に英熟語は身に付きません。

ぜひしっかりと学習プランを作成し、それに沿って勉強を継続してほしいと思います。

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