大学受験の社会科目のおすすめの選び方とまだ決まってない人向けにおすすめの科目を紹介します。英語や数学など他の教科の勉強が大変な人は社会科目の選び方次第で合否に関わるので、理系、文系別に解説している今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
目次
大学受験のおすすめの社会科目の選び方

みなさんは共通テストや一般入試の社会科目の選択をどのように決めていますか。社会科目の選択には色んな基準がそれぞれの人の中であり、理系の大学受験社会の選択科目としておすすめなのはどの科目なのでしょうか?これに関しては、その人の特徴に応じて適している科目が変わってきます。しかし、科目選択の上で注意してほしいこともあります。
【大学受験】社会科目それぞれの特徴
まず暗記量としては、世界史>日本史>倫理・政経>地理という順番となっています。ただしそれぞれの科目において暗記量重視なのか、理解度合い重視なのかは傾向を把握する必要があります。例えば、世界史の共通テストのみであれば暗記重視でもいけますが、二次試験の長めの記述問題もあるのであれば一気に難易度が上がるので注意が必要です。
理系の人におすすめの大学受験の社会科目の選び方
理系の人におすすめの社会の選び方については以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。理系の人は特に社会科目の選択は非常に重要になるため志望校の先輩に相談するなどして決めるようにしてください。
社会科目の選び方など受験戦略は志望校の先輩に相談するのが大事

社会科目の選び方や志望校の選び方は初めての受験のケースがほとんどである受験生は非常に難しいことが多いでしょう。ただ選ぶだけなら簡単ですが、いまのあなたの実力や得意なタイプなどを考えた上で最短で合格できる科目選択や志望校の選定をするのはかなり難しいです。
ただし、あなたにとって一番社会選択科目の選び方やあなたがとるべき社会科目、出願すべき大学を熟知しているのはあなたの志望校の先輩です。つまり、あなたの志望校に合格した経験を持つ先輩なら同じような状況から試行錯誤して志望校に合格したため、おすすめの志望校選定や科目選定を熟知しています。

おすすめの社会選択科目の選び方!おすすめは倫理、政治経済、地理

社会選択科目の選び方で最も大切になるのは、自分の志望校に合格するためにどの教科にどれだけ優先順位を割けるかどうかということになります。どういう理由かと言うと、社会科目にどれだけの勉強時間を割けるかどうかは他の教科の数学や英語などにどれだけ勉強時間を割けるかで決まるということです。
社会科目に時間がかなり割けるということであれば、確実に努力が結果に繋がる日本史がおすすめですし、短期間でがっと勉強する必要があり、勉強量をかけられないのであれば倫理や地理や政治経済がおすすめです。
社会選択科目の中でも特に日本史と世界史は暗記量が多い

日本史と世界史は、ほかの社会科目と比べて非常に暗記量が多いです。しかし、現代社会などの他の社会科目では受験でできないといった大学があったりするため、入試形態を確認する必要があります。
しかし、日本史や世界史ではそのような心配はいりません。ほぼすべての大学で受験科目として利用することができます。ただし、日本史と世界史のどちらかを選ぶかは今後の大学受験の合否を左右するといっても過言ではありません。
社会科目選択の際、日本史・世界史の向き不向きはどうやって判断すればいい?

最初から、「絶対日本史!」「絶対世界史!」と思える人はいいのですが、世界史と日本史、どっちが楽とかはありません。キツさは同じです。そうなってくると「正直どっちもどっちかな、、、」「うーーん、でも決定的な何かがないと選べない」と思う人も多いと思います。
そういう人は、最初に日本史と世界史どっちもやってみて、楽しいと思う方を継続すればOKです。
ただし、この場合において「どっちもやる」というのは学校の授業のことを言っているのではなく、自分で基礎編の参考書など買ってみて読んでみましょう。本屋さんなどで、立ち読みしてみるだけでもかまいません。参考書や問題集を開いて中をみてみましょう。
そうすると社会選択科目を世界史か日本史かに選ばないといけない時でもどちらかが自分に合ってるかもしれないと思えるようになるはずです。
社会選択科目が日本史か世界史かをどうしても決めきれないという人へ

本屋さんに行って、確認したけど、社会選択科目としてどっちががいいのかホントに決めることができないという人は、あと一歩押し出してもらう勇気が必要でしょう。一度根本的な部分に戻ってみましょう。自分が一番最短で合格できる社会科目を選ぶためには、まずはそれぞれの特徴を軽くでも良いので知っておく事が大切です。
日本史は時系列順に単語量も非常に多い
日本史は、時系列順に、じっくり学んでいきます。
あっちこっち分散して記憶するより、
- 一点集中、より深く学ぶ
- じっくり「言葉で」学ぶ
ので、コツコツ読解したり、深く考えることのできる人が向きます。また、漢字が非常に多いです。世界史は、1つの国について学ぶのではなくて世界中を広く学びます。地図上に色分けされた〇〇王朝や△△国が、勢力を拡大したり、移動したり…
世界史は単語の暗記量は少ないが、流れが複雑
世界史は、
- 地図
- 色分け
- 勢力の分布図
を覚えていく作業になります。
そのため、漢字がいやだ、という人や、イメージづけて覚える人は世界史がおすすめです。一問一答形式で、ポンポン出てくる人は日本史、頭で絵、地図をぼんやりイメージして答えていける人は世界史といった感じでしょうか。もっとシンプルな選び方としては気合でやり切るタイプの人は日本史、まとめノートなどで要点を整理して複雑なものもシンプルに理解できる人には世界史をおすすめします。
世界史の勉強法についてはぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

日本史と世界史は、将来的に役立つのはどっちか??

特に文系の人であれば日本史・世界史どちらを学ぶかを決める際、将来的な教養としてはどっちが役立つの?という疑問がある人もいると思います。
これは、将来就きたい仕事によると思っており、
- 国際関係の仕事に就きたい → 世界史
- 日本の伝統文化や地域の発展に貢献したい → 日本史
がいいと思います。
特に、世界情勢が分かっていないとできない仕事がしたいなら、世界史で宗教や世界各国の背景について詳しく知っておくことはとても大切です。
世界で活躍したいという人でも、海外で生活中に外国人の方から日本の武将や、日本の歴史について聞かれるかもしれません。そういう場面でビシッと言えるのは日本史を勉強した人だけの特権です。
まとめ 社会科目は選択を悩むところに重きを置かない

社会科目選択は、悩むより、早く決める方が圧倒的に大事です。日本史と世界史には優劣が存在しないので、お互いに一長一短なため、いくら考えたところで結論らしい結論は出てきません。
受験生にとってもっとも意識してほしいことは、選んだ選択をより良い方に自分自身が導いていくという努力です。
それしかできることはありません。自分で選んだ選択を、あとで「あの選択で正解だった」と思えるような努力をすることだけにすべてを注ぎましょう!!