英検二級は大学受験の入試方式や点数の加点で幅広く活用されています。ですので英検二級の合格を目指している受験生や高校生は多くいると思います。そこで英検二級の合格に超重要な文法事項やおすすめの文法の参考書について英検講師が徹底解説していきます!
目次
英検二級のレベルと試験内容は?



英検準二級を合格した人たちそして今から英検二級を受けようとしている人たちへ向けて英検二級がどんな試験なのかを解説していこうと思います!
英検二級の試験内容は?
英検二級の試験内容は以下のようになっています



英検は二級に限らずリーディングの文法問題が四択なのが特徴的です。リーディングは文法問題が大半を占めるので、文法力そしてそれを読み解く単語力が備わってないとかなり厳しいものになってきます。
逆に文法がしっかり備わっていればリスニングで多少点数を落としてしまっても合格はできるのです。英検二級のリスニングが苦手な人も諦めずに文法、単語をしっかり定着させていきましょう!
英検二級の合格点は?
英検二級の合格点は大体六割だと言われてます。合格得点率は悪魔でも目安と言われているのでそんなに気にしなくていいです。
2級 R/L/W:1520÷1950=約78% S:460÷650=約70%
先程も述べたようにこれは悪魔で目安になるだけなので例外もたくさんあります。私の周りには
リーディング 8割 ライティング7割 リスニング3割以下 で合格した人もいます。見てわかる通り英検二級のリスニングが大の苦手で文法を一か月間でものすごい時間勉強していました。ですので、英検二級に合格するためにはしっかり文法ができていればリーディングとライティングで点数を稼いで合格できるのです。
英検二級の合格に必要な勉強時間は?
英検二級の問題集の中に英検二級七日完成と言う参考書がありますが、あれを見てたった一週間で合格できるのは英検準二級をハイスコアで合格した人や受験勉強の段階である程度の文法の基礎が完成されている人に限ると思います。
今から英検二級に挑もうと考えている人は大体一カ月は最低でもかかると思います。なぜなら英検二級の文法は範囲がかなり広く、完全に習得するにかなり多くの時間を要しますし、それさらに生かすライティングで点数を取るとなると一カ月は必要になるとも思います。
また英検は過去問研究がとても効果的ですのでそこで文法の頻出事項や文法問題の出題形式になれることが大事になります。
英検二級に文法がいらないと言われる理由



英検二級に対して「文法は必要ない」「文法じゃなくて単語で大丈夫」と言う人がいます、そのように言われる理由を二つあげてみます。
英検二級までで文法は終わる
英検二級は高校卒業程度の試験として設けられているので英検二級を最後に文法は一通り終えます。英検二級に文法が必要ないと言っている人はおそらく高3で一通り文法を終えた人なのでしょう。
高校一年生や高校二年生で文法をないがしろにしていれば、英検だけでなく受験英語にも落ちてしまいます。英検二級には仮定法や関係代名詞といった受験英語でもかなり難しい文法がメインになるので英検二級に文法の知識は不可欠であり、いらないということはないでしょう。
英検準二級が完璧なら必要ない
前述したように英検二級に文法が必要ないという人は英検準二級に受かった人たちがいうことなのです。英検二級には英検準二級の文法も多く含まれています。ライティングだけを言えば、英検準二級レベルの文法で合格点を取ることは可能です。
しかし英検二級のリスニングはとても難易度が高く、点数が取りにくいのでリーディングでもしっかり点数を取ることが大事です。ですので英検準二級の文法をしっかり習得したうえで英検二級の文法も学んで英検二級の合格を掴みましょう。
英検二級の文法を最速で攻略する勉強法



英検二級の文法を最速で攻略するために重要なことを二点まとめました。これを意識して勉強すれば英検二級の文法の勉強の効率はぐっと上がると思います。
文法は基礎の基礎が超重要!
英検二級の文法を勉強するうえで基礎はとても大事になります。暗記することはもちろん必要になりますが、暗記だけに頼ってしまうと四択問題のひっかけ問題で間違えてしまいます。
勉強法としては文法をしっかり理解したうえで例文を何度も暗記する勉強法が最適だと思います。音読は英検の勉強法としてはとても重要なもので、理解して音読を繰り返せばそれをそのままライティングに応用できるのです。
音読で毎日ひとずつ覚えていけば一カ月で30個も文法の例文を覚えることができライティングの文字数には十分なのではないでしょうか。
単語で読み解くのは通用しない!
単語だけすれば英検は受かるよ いう人がいますがそれは英検二級には全く通用しません。確かに英検準一級以上は新しい文法問題は少なく単語の能力で合否が決まりますが英検二級はそうはいきません。
例えば仮定法は単語がわかっていれば解けるようになりますか?決まった文法があるので単語がわかっていても文法が不十分だと全く手が出ないと思います。
英検二級は高校生までの文法つまり英語すべての文法が範囲なので単語だけでなく文法がより大事になってきます。
他の級との文法の違いは?



これまで英検二級の文法について述べてきましたがここでは英検二級とは他の英検との級の文法の違いを簡単に解説していきます。
英検準一級と英検二級の文法の差
前提として知ってておいてほしいこととして英検準一級と英検二級には大きな壁があります。それは圧倒帝な単語量です。英検準一級は普段絶対に見ないような単語が相当な数あり、文法以前に文が全く読めない場合が多いです。
結果を言うと文法には差がありませんが英検二級には簡単に受かるのに英検準一級には何度も落ちるという人がいるので英検準一級に挑む人は単語をとにかく勉強するとよいと思います。
英検準二級と英検二級の文法の差
先程と違い英検準二級と英検二級は文法の差がかなりあります。英検二級には英検準二級に含まれないような難しいい文法問題が含まれています。
難しいというのは、言い換えができる文法が多くあったり、文中で意味が変わったりなど一筋縄ではいかないような文法問題があります。英検二級は大学受験の範囲ですので、しっかりした分布の基礎固めが必要になってきます!
英検二級の一次試験に合格しやすい人の特徴



英検二級はライティングで高得点を取るための文法のコツやリーディングを最短で身に付けるためのコツが多くあります。そこで今まで多くの英検二級の合格者を見てきた英検コーチの私がこんな人が英検二級の合格に向いているという人の特徴について徹底解説していきます!
高校範囲の英語の文法を一通り終えてる人
英検二級の文法は主に高校三年生の範囲から出題されます。ですので受験生であったり優秀な高校二年生などはかなり英検二級の一次試験には通りやすいです。
高校三年生の文法と言えば主に仮定法であったり、関係代名詞などのどれも一筋縄ではいかないような文法ばかりです。
ですのでライティングの英検準二級とは違い高度な文法を使って英作文が可能なのでしっかり文法を習得していれば一気に英検二級の合格は近づくと思います。
勉強計画をしっかり立てられる人
英検二級は先ほども述べたように主に受験生か優秀な高校に二年生が受験します。ですので英検の勉強だけに割く時間はまり取れないでしょう。
英検は勉強計画をしっかり立てていれば落ちるということはまずありません。ですので英検二級の受験を決めた日からどれだけ逆算して勉強計画を立てれるかが重要になります。
しっかり勉強計画を立てれば英検二級であれば最短一カ月で合格することも可能です。英検二級に最短で合格したい人はこの記事を参考にしてください!
英検二級のリーディングで狙われやすい文法事項三選!



英検二級で扱われる超重要な文法事項三選を紹介していきます!
【1】使役動詞
使役動詞の基本はlet、make、have、getの4つです。使役動詞の文法としては、以下の2点に注意してください。
1.getのみ、to不定詞がくる
2.目的語と補語にあたる動詞の能動・受動関係によって、その補語が原形不定詞となるか過去分詞となるかが決まる
3使役動詞を用いた受動態の文の並び替え
【2】仮定法
高校英語で一番難しいと感じる人が多いであろう仮定法の文法です。基本的なものと応用を利かせるもの二つともよく出題されるので要注意です。
1.現在の仮定には「過去」、過去の仮定には「過去完了」を用いる
2.「現在の仮定」において、be動詞はwereしか使用されない
3.Ifの省略や「as if」など、仮定法特有の慣用表現に注意
【3】関係代名詞
関係代名詞については基本の文法は準二級でも出題されるので英検二級で出るもので、特に前置詞とセットになった構文に注意しましょう。
・He found a house that he wanted to live in.
・He found a house in which he wanted to live.
「彼は彼が住みたいと思う家を見つけた。」
なお、先行詞の後ろに前置詞と関係代名詞が並ぶ場合は、「that」を用いることはできません。
したがって、「He found a house in that he wanted to live.」は誤りです。
英検二級の合格に必要な文法とは?



ここでは英検二級の合格に必要な文法をリーディングとライティングに分けて解説していきます!
英検二級のリーディングに必要な文法は?
英検二級のライティングの合格に必要な文法は大雑把に言うと高校の文法すべてです。
それに加えて文中で適切な用法を選びきる判断力と適切な答えを瞬時に選びきるスピーディーさが重要になってきます。難しい問題は後に回し簡単で確実に取れる問題をとっていくことが英検二級のリーディングで高得点を取るには重要のなります。
英検二級のライティングに必要な文法は?
英検二級のライティングに必要な文法は準二級レベルの文法を瞬時に使えることです。ライティングでは難しい文章を書けても簡単な文章を書いても評価は変わりません。大事なのはミスを減らして減点されないことです。
ライティングは加点方式ではなく減点方式なので変に難しい文法や言い回し、単語を使うのではなく基礎基本の文法を使って書き進めると高得点につながります。
英検二級の文法を最短で習得できる参考書は?



ここでは英検二級の文法に特化した参考書を紹介していきます!英検二級の参考書は色々ありますがこれをすれば間違いないという参考書です!
【文法】NEXTSTAGE
受験生なら一度は手にするであろう英語の文法の教科書です!一見すると英検には全く関係ないように見えますが英検二級の文法に関してだけならこれ以上ない参考書です!
英検二級レベルの単語や文法が収録されておりこの一冊を完璧にすれば英検二級でハイスコアもとれるし、受験勉強の自信にもつながります!
【文法】VINTAGE
こちらも受験生の多くが手に取るであろう英語の文法の参考書の一つでしょう。NEXTSTAGEとさほど変わりはないですがちょっとしたコラムから多くに知識を吸収できます!
それに加えて解説も割と詳しめに書かれているので英検二級の文法に関しては私自身はこちらをおすすめしています!英検二級の文法はこの二冊のような網羅系の方がおすすめできます!
【全体】英検二級をひとつひとつわかりやすく
こちらはまだ英検準二級を持っていない高校一年生や高校二年生におすすめの参考書です。
本当に一から英検二級に必要な文法をおしえてくれます。問題集のような参考書が苦手な人やしっかり土台から文法をつくっていきたい人にはこの参考書が合うと思います!
まとめ
①英検二級は高校終了程度の文法ができないと合格できない
②英検二級レベルの文法は受験勉強と並行してするべき!
③英検二級の参考書は網羅系の文法の参考書を使うべし!



竹本明弘。オンライン英検対策塾の英検コーチ塾長。社会人や受験生向けに英検の勉強法,計画,受験戦略について発信。webメディアでの掲載多数
高校で英検準一級、TOEIC860点を取得し、早稲田大学に現役で合格。「最短で英語力を上げる正しい勉強法を知ってもらいたい」という思いから英語の勉強に関する情報を発信している。
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