大学受験において数学が必要な受験生に向けたこの記事では、参考書を用いた勉強法、おすすめの数学の参考書の特徴やレベル、チャート式の紹介など受験生が知りたい情報について紹介していきます。難関大志望の受験生の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
参考書を使ったおすすめの数学の勉強法は?



数学の問題集には大きく分けて2つあります。一つは教科書の補助的な問題集、もう一つは大学受験を意識した問題集です。問題集のレベルによって使用目的が異なります。それぞれで得られる力は完全に別物です。
高1・高2生や、大学受験生で数学が苦手な学生は、まずは教科書レベルの問題集に手を付けることをおすすめします。
数学の勉強法で重要なことは、基礎を固めることです。なので、まずは遠回りだと感じてもよいので基礎問題を徹底して繰り返しましょう。それができたら次は大学受験を意識した問題集に取り掛かることをおすすめします。
大学受験用の数学の問題集を一冊決めて、それを暗記するくらい繰り返しましょう。
よく色んな数学の問題集に手を付ける学生がいますが、それは大きな間違いです。一冊を完璧に仕上げることで、大学受験に必要な数学の力を身に着けることができます。
今からはおすすめの数学の参考書を紹介するので、この記事を読んで自分のレベルに合った参考書を選んでみましょう。
数学のおすすめの参考書を紹介



①大東亜帝国レベルの数学の参考書
直接書き込むやさしい数学ノート



「直接書き込むやさしい数学ノート」は、旺文社から出版された数学の基礎的な問題集です。
大学受験の数学の勉強を始めたばかりの学生や、数学に苦手意識を持つ学生におすすめです。
②日東駒専・産近甲龍レベルの数学の参考書
基礎問題精講



教科書に沿った基礎問題から、入試によくでる定番問題、難関大学で出題されるような問題までを幅広く収録した一冊となっています。
大学受験用の数学の参考書として、基礎的な問題から少し応用的な問題まで幅広く掲載されています。
③地方国立・GMARCH・関関同立レベルの数学の参考書
国公立標準問題集 CanPass



大学受験向けの数学の参考書としては、入試標準演習タイプです。
早慶や旧帝大・東京一工のような難関大学志望の学生を除いて、この数学の参考書を解くことが、過去問演習に入る前の最終段階と言えます。
文系の数学 重要事項完全習得編



大学受験向けの数学の参考書のレベルとしては、教科書レベルの問題が解け、数学ⅠAⅡBの入試基礎問題をマスターしたい方向けです。
数学ⅠAⅡBの大学受験向けの問題を解くにあたって必要な解法をまとめた参考書です。受験に頻出なパターンが一通り網羅されています。文系で数学が必要な方にはもちろん、理系で数Ⅲの大学受験の勉強を始める前に、数学ⅠAⅡBの復習を行いたい人にもおすすめです。
スバラシクよくわかると評判の合格!数学Ⅲ



『スバラシクよくわかると評判の合格!数学3』はGMARCHレベルの数学の参考書となっており、大学受験の数学の過去問演習に取り組む1歩手前に解くのに丁度よいレベルの参考書となっております。
大学受験の数学の勉強を始めたばかりの学生や、数学Ⅲが苦手な学生にも有効な参考書です。
数学Ⅲについて扱っている数学の参考書の多くは、超難関大学向けのハイレベルな問題まで収録されているため、大学受験の勉強を始めたばかりの学生には取り組みにくいです。その点、『スバラシクよくわかると評判の合格!数学3』は難しすぎる問題はカットし、難易度を下げられている数学の参考書となっています。
理系数学 入試の核心 標準編



難易度は入試問題全体で見れば標準的なほうですが、決してやさしくはありません。
理系の大学受験の数学の入試問題の中でも頻繁に出題される問題ばかりが収録されているので、この問題集の問題がすらすら解けるレベルになれば、中堅大学~難関大学の大学受験で、数学を武器にするところまで到達できます。この数学の参考書を解き終わった後は、過去問を使って志望校の大学受験の数学の入試問題に取り掛かりましょう。
④旧帝国・早慶上智レベルの数学の参考書
やさしい理系数学



参考書の名前には「やさしい」と書かれていますが、他の数学の参考書と比べて全く易しいレベルではありません。むしろ、超難易度の高い数学の参考書となっています。
この参考書の特徴としては、ほとんどの問題は難関大レベル、ごく一部が中堅大と超難関レベルとレベルは高めになっています。旧帝大や早慶上智といった超難関大学志望で、仕上げとして1冊何かに取り組みたい学生におすすめです。
文系数学のプラチカ



他の大学受験向けの数学の参考書と比べて、特に問題の質が良く、良問ぞろいとなっています。まず大前提として、数学の基礎的な内容は理解して、標準的な数学の参考書を解けるようになった学生におすすめです。
この数学の参考書のレベルとしては、旧帝大や早慶上智といった超難関大学の大学受験を考える学生向けの参考書です。また、大学受験の数学の配点が高い、大学受験で数学を武器にしていきたいと考える学生にも向いています。
標準問題精講



実際の入試にそのまま出てもおかしくないような重要問題が厳選されています。例題の2倍の数の練習問題が掲載されており、問題演習の経験を積むことが出来きます。
数学ⅠAよりも数学ⅡB、数学ⅡBよりも数学Ⅲの参考書の方が難しい構成になっていますそれぞれで分かれているので、文系理系問わず参考書を購入しやすいです。数学の参考書としては、解説が少し煩雑になっているので、解き方の概要のみを知りたいという学生におすすめです。
共通テスト数学9割とる対策とおすすめ参考書・問題集
⑤東京一工レベルの数学の参考書
理系数学 入試の核心 難関大編



この数学の参考書は、超難関大志望者向けの仕上げ用参考書です。問題量は60題と少なめな構成となっています。考書に収録されている問題のレベルは、他の数学の参考書と比較しても非常に高いほうです。超難関大からの出題が多く、中でもじっくり考えるための問題が多いです。非常にレベルの高い参考書のため、東大や京大・一橋・東工大・医学部を志望する学生以外は手を付ける必要はないでしょう。