大学受験の現代文において成績が上がる現代文の語彙の勉強法、おすすめの参考書を徹底解説。キーワードから文章読解まで基礎レベルからしっかりと実力をあげるために必要な参考書を紹介します。難関大志望で高得点を現代文で取りたい方や共通テスト、共通試験の現代文の成績をあげたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
現代文における語彙とは?



現代文の勉強において大切なのは、「読み方」と「知識」とさきほど述べました。
現代文で点数をUPさせるためには、「知識」の勉強の中に内包されている語彙の勉強が必要になってきます。
たとえ読解力を身につけて文構造や流れを正確に把握することができるようになったとしても、その中に使われている語句やキーワードの意味が分からないと問題を解くことができません。
そのために、現代文という科目は語彙の勉強が必須となってきます。
そしてその語彙は大まかに、漢字とキーワードの二つに分類できます。
現代文キーワード読解とは?



現代文キーワード読解は、いま、現代文の評論問題ができない子を救う最強の参考書となりうる参考書です。
また、評論文を読むことに対して、抵抗感がなくなります。
構成は右側に簡単な文章。その下に要約があり、左側のページには語句とその語句の説明が書かれている、という形になっています。
現代文の頻出キーワードをテーマ別に解説
現代文頻出キーワードを160語を精選し、科学・哲学・近代などのテーマ別に解説。図解やイラストで抽象的な語も視覚的に理解できます。
読解力に結びつくキーワード学習
入試に出題された文章を例文としているので、文脈把握に役立つキーワード知識を実戦的に身につけることができます。
充実のテーマ解説
入試頻出のテーマについて、その内容とともに「なぜ問われるのか」「どのように読解に生かすのか」も解説しているので、各テーマについて深い理解が可能になります。
小説に登場する重要語も掲載
小説の中によく登場する語・センター試験の語彙問題として問われそうなもの・意味を誤用しやすいものなど、50語を厳選。作品を用いて、文章中での使われ方を確認しながら語を学ぶことができます。
現代文キーワード読解の目的



現代文、特に評論文の読解には頻出のキーワードを押さえておく必要があります。
正しい読み方を勉強することも非常に大切な事ですが、文章そのものが難しい場合、論理的な読解が出来るだけでは、文章の内容は理解できません。
難しい文章を読み解くためには知識が必要です。
現代文の読み方がわかってきた、ただ中々点数に繋がっていないという人に、背景知識・キーワードをプラスすることで評論文の大幅な点数アップが見込まれます。
例えば「イデオロギー」という単語や、「アイロニー」といった単語の意味を詳しく理解できていますか?
評論文というのは、小説のように筆者→読者に読ませるために作られた文章ではありません。
筆者が学者であったり、哲学者だったりします。学者などが「環境問題」や「宗教」「近代」といったものについて書いた論文から抜粋され問題が作られる、といったことも非常に多く、専門用語が散見される場合がとても多いです。
現代文の評論文というのは、その文章のテーマに精通した人にしか読まれない前提になっている場合が多く、その文章の一部を抜粋したもので問題が作られているといえます。
つまり、文章は普通の学生が聞いたこともないような専門用語ばかりです。そもそも学生に読まれるように作った文章ではないので当然ともいえます。
大学受験に必須な国語の語彙勉強の方法



ただ、現代文キーワード読解では、現代文頻出キーワードを160語を精選し、科学・哲学・近代などのテーマ別に解説されているので評論文にでてくる難しい単語を点数に繋がる最短のかたちで学ぶことができます。
現代文の読み方がわかってきた、ただ中々点数に繋がっていないという人に、おすすめしたい参考書なので一番初めに取り組むのではなく、現代文の解法 読める!解ける!ルール36などの参考書でルールや読み方を学んだうえで使うようにしましょう。
現代文の勉強として、最初にこの現代文キーワード読解から取り組んでしまうと全く点数に繋がらないので注意が必要です。
現代文キーワード読解の使い方、勉強法



1.まず左ページでキーワードの意味を確認する。
2.右ページのキーワードが使われている文章を読む。
文章を読むとき、下にある読解ポイントと、要約は見てはいけない。
3.文章を読み終えたら、自分なりにその文章の内容を掴めたかを考える。
具体的には「読解ポイント」を見て、自分の読み方が正しかったのかを確認する。
正しければ問題なし、正しく理解できていなければ、どう読めばよかったのかを分析する。
4.最後に自分の頭の中でその文章を要約してみて、読解ポイントの横にある「要約」と見比べて、これもまた正しくようやくできたかどうか分析する。
※これを繰り返せば現代文の力が飛躍的に上がります。
[現代文キーワード読解使用上の注意]
習熟の目安:約3か月
ただし、入試本番までずっと忘れないように反復し続けなければならない参考書の一冊
使用上の注意:背景知識と要約力を鍛える参考書になっています。
この参考書では各テーマの背景知識とそのテーマで頻出のキーワードが学べます。第1部と第2部に分かれており、第1部ではテーマごとに頻出のキーワードを具体的な評論文を使いながら理解できます。第2部は入試頻出のテーマの概要が書かれています。
さらに第1部の文章には図解と要約例がついているので、今まで学んだ読解法を実践しながら、要約の練習ができるという非常に学習効果の高い参考書です。
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の使い方【国語:参考書】
現代文の解法 読める!解ける!ルール36は現代文を初めて学習する人向けの「読み方」がまとまった参考書です。
現代文を初めて学習する人向けの「読み方」がまとまった参考書で、正しい読み方が癖なく1冊(全4章)になっているのでとても勉強しやすい参考書となっています。
とにかくまずはこの参考書に書かれてある読み方を初見の文章に対して試していく事が大切です。
「ルール」で身につく「読み方」
現代文に必要な「読み方」を「ルール」とともに紹介。全36の「ルール」で読解法を効率よく身につけます。短い文章→長い文章へ、段階的に挑戦していく流れになっており、各項目ごとに、「1問1答形式」の問題で、ルールの定着を確認。最終章では長めの文章を使用したトレーニングに挑戦。1冊の中で確実にステップアップすることができます。
評論・小説の両方に対応
評論9つ、小説3つの着眼点で、読解の基礎を完璧にしましょう。掲載している問題の解答時間は、3~10分が目安。いつも持ち歩いて、隙間時間に少しずつ取り組んでください。
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の目的
現代文という科目は感覚やセンスで解くものだと勘違いしている人が多く、現代文を勉強しないために試験や模試では、内容のテーマによって点数が上がったり下がったり、なんとなくで答えを決めてしまったりしてしまう受験生が多いです。
そうなってしまう理由の一つに「現代文なんて日本語だから、なんとなくでできる」と考えてしまっている場合があります。
しかし、「現代文には正しい読み方が存在し、その通りに読むことが出来さえすれば得点することができる」のです。
この現代文の解法 読める!解ける!ルール36の使用目的は、現代文の正しい『読み方』を学ぶことにあります。
現代文の読み方がわかってきた、ただ中々点数に繋がっていないという人に、勧めたい参考書は現代文 キーワード読解という参考書になります。
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の使い方、勉強法



1.第1章と第2章の「読み方」の部分を読んでいく。
文章読解が出来る人はどういったことを意識しているのか、初見の文章を見たときにどのようなところに意識を向ければいいのかを読みながら学んでいきます。
第2章の評論文の読み方の項目には一つのテーマが終わるごとに短文を使っての練習問題が付いているので、必ず解いてください。
2. 第4章の演習問題を解く
第1章・第2章でインプットした「読み方」を実際に使って解いてください。
解くのは評論文の問題のみで問題ありません。
3.普段の現代文演習の中で「読み方」を実践していく
何よりもこの参考書に書かれてある「読み方」を定着させることが大切です。
普段の現代文演習の中でこの参考書で得た「読み方」を何度も実践し、つまずくごとに
第1章・第2章に書かれている内容を読み返すようにしてください。
[現代文の解法 読める!解ける!ルール36使用上の注意]
習熟の目安:6週間
最初の1か月で1週し、残りの2週間で2週するのが理想です。
使用法の注意:例題を使用しながら「読み方」の解説がしてあるので、説明を読む→例題を解くという流れで進めます。全4章の構成なので、1週間で1章のペースで行います。
毎週末にその章の復習をきちんと行うことが非常に重要です。また、参考書で出てくる「ルール」をきちんとマスターしながら進むこと。例題も解きながらやること、が大切です。
評論9つ、小説3つが文章題としてありますが、自分の行きたい志望校に小説の問題が出ない入試形式であれば小説の3題はやる必要はありません。
※忘れないように何度も反復する参考書です。
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