大学受験の英語の参考書の使い方、参考書ルートを文法、長文など各分野ごとに東大生が解説。東大、MARCH、早慶、旧帝大志望など目的別や基礎固めのためなどレベル別に大学受験の英語の参考書を解説。さらに参考書のルートや合格者によるおすすめの参考書のランキングも紹介。
目次
- 1 独学でも成績を急激に上げる英語の参考書を選ぶ上で大切なこと
- 2 独学にはどんな大学受験の英語の問題集・参考書がいい?
- 3 独学で逆転合格できる大学受験の英語の参考書のおすすめの選び方
- 4 独学で合格できるおすすめの英語の参考書ルートを徹底解説
- 5 東大志望におすすめの英語の参考書ルート
- 6 旧帝大、難関国公立大志望におすすめの英語の参考書ルート
- 7 早慶志望におすすめの英語の参考書ルートby難関大(早稲田)合格者
- 8 大学受験の英語の独学で逆転合格できるおすすめ参考書【文法編】
- 9 独学での大学受験におすすめの英語の長文読解の参考書
- 10 大学受験の英語の独学におすすめ参考書【英単語帳編】
- 11 独学で逆転合格できる英語のおすすめ参考書【英作文編】
- 12 英語の和訳の基礎から発展までの独学におすすめ参考書【和訳編】
- 13 大学受験の英語のおすすめ参考書ランキングを紹介
独学でも成績を急激に上げる英語の参考書を選ぶ上で大切なこと



大学受験英語は国語や数学などの他の教科に比べて、やればやった分結果がついてくる教科です。だからこそ、しっかりとした効率の良いやり方で英語の学力を上げていくことが求められます。そして、大学受験の英語に関しては、独学で十分に成績を伸ばすことができます。
ネットや先輩におすすめの英語の参考書を聞くこと
いざ独学で英語の勉強をしようと思った時に、書店やインターネットで参考書や問題集を購入することになると思いますが、「英語の参考書の数が多すぎて迷ってしまい、気がついたら参考書を見ていただけで何時間も経っていた」など、英語の参考書選びにおいて無駄な時間はよくあります。
英語の参考書は偏差値を上げるためより志望校に合格するために選ぶ
大学受験の英語の参考書を選ぶ際に気を付けて欲しいことは、英語の入試問題は偏差値や学部によって大きな違いがあることです。独学で勉強する際に自分の実力よりもレベルの高い参考書、あるいはレベルの参考書を使っても成績は一向に上がりません。
むしろ時間の無駄です。特に大学受験の英語の長文の参考書や問題集はそれが顕著に現れてしまいます。英語の長文なのに全く違う言語に思えてしまうくらい内容が理解できないでしょう。それくらい独学の英語の参考書選びは重要です。
どんな英語の参考書・問題集にもメリットとデメリットがあります。今回の英語の参考書の紹介記事を通して自分の目標と現在の実力を照らし合わせて、適切な参考書・問題集に独学で取り組んでみてください。
独学にはどんな大学受験の英語の問題集・参考書がいい?



大学受験の英語の問題集・参考書は問題集によって、解説が充実しているもの、ほぼ問題しかついていないものなど色々なものがあります。塾に通わずに独学で大学受験英語を勉強しており、わからないところを周囲に聞ける環境にない方は、解説が充実している問題集、参考書がおすすめです。
独学で効率的に受験勉強をしたいなら解説の多さ、詳細さはとても重要
逆に独学で英語の参考書を進めていく中でわからないところを誰かに聞いて解決できる方や大学受験英語(英文法・英文解釈・長文・英単語)の理解に自信がある方は、解説があまりなく、そのぶん問題量の多い問題集のほうが無駄がなくて良いでしょう。
また参考書を選んでいく際に志望校に応じても基礎的な問題が問われるのか、それとも例えば英語の和訳だけは毎年難易度の高い問題が出題されるのかなど志望校に応じて演習の必要量が違うので、それに応じて、問題量も考える必要があります。
志望校の特徴と自分の弱点を把握することがとても大切
そんな中でも英語の参考書を選ぶ上で一番の問題は書店で売られている英語の参考書や問題集の種類が豊富すぎて、どれを選べばいいのか分からない大学受験生が多くいることです。この記事ではおすすめの独学での英語の参考書・問題集、その特徴といった大学受験の受験生が知りたい情報について紹介していきます。
独学で逆転合格できる大学受験の英語の参考書のおすすめの選び方






大学受験の独学で勉強する際にの英語の問題集・参考書のおすすめの選び方としては、自分にあったレベルの参考書を選ぶということです。具体的には、まず今の自分の実力はどれくらいなのかをしっかりと考えましょう。これは必ず書店に行く前に必ず行ってください。
独学で完全習得できるようになる英文法の参考書の選び方
独学で使う英文法の参考書はいまのあなたの英文法のレベルによって異なります。ただし、英文法は多くても2冊で十分です。時間がある人や英文法を単体でしっかりと理解したい東大早慶志望の受験生でも変わらず2冊で大丈夫です。
独学で英文法を習得するためには、まずは自分のレベルに応じて初心者であれば、大岩のいちばんはじめの英文法などから、基礎は少しずつわかってきているのであれば、vintageやnextstage,スクランブルなど2000問が収録されている英文法の参考書をやるようにしましょう。2000問やりきれるかが独学でもなんでも英文法の基礎を作る上でとても大切です。



独学で速読、精読ができるようになる英語の長文読解の参考書の選び方
英語の長文読解の参考書は共通テストで時間を余らせた状態でできるようになるかどうかと8割以上が取れるようになるかを受験生の人は夏休みの目標(それ以前でもOK)として選ぶことが大切です。
また基礎が固まっているかがとても大切です。長文読解は3週間程度の短期間で独学のみでやりこむだけでも結果がかなり違うため、もし今英文法、英単語、和訳に少しでも不安は感じるのであれば、まずはその3つを事前に独学で効率的にやり込むことがとても大切です。



独学で合格できるおすすめの英語の参考書ルートを徹底解説



英語の参考書は、独学でも授業を受ける場合でも英単語、英文法、英作文、リスニング、英文解釈、長文読解の6つが必要になります。それぞれ順番としては、以下のルートを参考にしてみてください。
まずはしっかりと単語、英文法、英文解釈(和訳)の3つが英語の基礎となるものだからこそ、基礎をしっかりとしてから次の長文読解、英作文、リスニングなどの応用となる参考書を選びましょう。



【大学受験】独学での英語の参考書ルートの具体的なポイント
独学で共通テストで9割や2次試験で高得点を早慶レベルでも取りたいという人は夏休み前までに単語、文法、基礎レベルの和訳を習得しておくことが非常に大切です。たとえMARCHやそれ以下の大学を志望していても早く終わらせるにこしたことはありません。
もし今できていない人やこれから受験勉強を始めるという人はこれを意識しながら自分にあった独学の英語の参考書ルートをみつけるようにしてください。



東大志望におすすめの英語の参考書ルート
東大志望におすすめの英語の参考書ルートとしては、まずは先ほどの述べたように英単語、英文法、和訳の3つを基礎レベルは完璧にできるようにしましょう。英単語は鉄壁、英文法はvintageやnextstage、和訳は英文解釈の技術70を8割程度できる状態であれば大丈夫です。
その後は、長文読解とハイレベルの和訳と英作文の演習へと移っていきましょう。参考書に取り組む順番としては、長文読解を進めながら、和訳→英作文に取り組むようにしましょう。長文読解は長文読解問題精講やポラリスなどこの後おすすめしている参考書を参照してください。
旧帝大、難関国公立大志望におすすめの英語の参考書ルート
旧帝大、難関国公立大志望におすすめの英語の参考書ルートとしては、英単語、英文法、和訳の基礎を最速で習得する必要があるという点においては東大とも変わりませんが、そのため、英語の参考書ルートとしては、志望校に応じて自由英作文があるのかリスニングがあるのか難解な文法問題があるのかなどによって大きく変わってきます。
英語のリスニングの参考書選び、独学の勉強法は要注意
共通試験や難関試験ではリスニングが出題されますね。そこで、独学でのリスニングの勉強法、参考書選びは学校ではなかなか教えてくれないからこそ、受験生は悩むポイントだと思います。そのため、英語のリスニングの勉強法を解説します。



リスニングは、音声知覚(英文を認識)してから、意味理解(どういう意味なのかを理解)をする必要があります。そして、そのトレーニングにはシャドーイングを行い、短期間で上がる物ではないからこそ、毎日参考書を通して勉強をする必要があります。
リスニングの参考書選びには単語、文法、例文の勉強が完了した後
また、大学受験の英語のリスニングの参考書は参考書選びだけでなく単語、文法、例文がある一定覚えれてない限り、リスニングの練習をしても成績が伸びない可能性があります。ただし、リスニングは独学でも勉強次第で三週間あれば十分共通テストで満点を取るレベルには成長可能です。
そのため、英語のリスニングの参考書選びをする前に文法、単語、例文の知識を習得した後にするのが独学での英語リスニングのおすすめの勉強法です。英語の文法、単語、例文は後ほど紹介する大学受験の英語の参考書に取り組むことで達成できると思います。



早慶志望におすすめの英語の参考書ルートby難関大(早稲田)合格者





早慶におすすめの参考書ルートを紹介する上で東大や旧帝大などと異なる点として、難関な和訳や英作文(自由英作文も含む)まで取り組む必要がないという点が挙げられます。
早慶の参考書ルートは使う参考書が基礎以降異なる
独学で難関大に合格した先輩が使っていた英語の参考書を紹介します。早慶志望にとっても全ての受験生にとって英語の参考書はただ自分にあった参考書を使えば良いというわけではなく、しっかりと英語の参考書を使う順番がとても大切です。難関大に合格するためにただ英語の参考書をがむしゃらにやればいいという訳ではないことを覚えておきましょう。



もっと詳しく独学で受験勉強をしている自分が使うべき英語の参考書を知りたいという方はスタディチェーンの無料受験相談にて以下のような英語の勉強法や英語の参考書の解説が詰まった独学での勉強におすすめの参考書ガイドブックがもられるのでぜひ参考にしてみてください。



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大学受験の英語の独学で逆転合格できるおすすめ参考書【文法編】



英語の参考書を選ぶ際に、大学受験の英語の基礎固めとして、何が一番必要なのかという声をよく聞きます。英単語などの語彙力は大前提として、その次に必要となるのは、文法だといつも答えています。
なぜなら、他の英作文や長文読解の参考書をやったり、模試を受ける際に英文法がわからなければ、英語を読むのも書くのも聞くのもいまいち理解できないからです。
そのため大学受験の英語を独学で学習している方にとって、英文法の基礎固めは急務です。どの志望校、たとえ東京大学、京都大学、医学部であっても英文法から受験英語の勉強を始めることが必要です。
英文法を学ぶのにピッタリな独学での大学受験向けの英文法問題集・参考書をレベル別に分けて紹介していきます。
基礎固めに最適な英語文法の参考書・問題集



こんな方におすすめ
- 自分に合った英文法の参考書・問題集を知りたい
- 英文法の参考書・問題集について詳しく知りたい
- 大学受験の英語で英文法は偏差値70レベルに到達したい
- 独学でどんな英語の参考書をやればいいのかわからない
独学におすすめの英語の文法の参考書は総合英語 Evergreen
総合英語 Evergreen は英語の参考書の中でも英文法をわかりやすく丁寧に説明しており、初級者にもわかりやすく書かれているインプットに最適な参考書と言えます。
ただし、まだ英文法を勉強し始めの受験生向けです。英文法の基礎固めが不安で中学レベルからもう一度完璧に復習したい方や共通試験でしっかりと点数が取れるようになりたい方へおすすめの参考書です。
文法を基礎からやり直したい人はこの参考書を片手に独学での受験勉強をスタートさせるといいでしょう。
英語の文法の参考書『Evergreen』の勉強法
エバーグリーンはあくまで基礎固めの英語の参考書です。だからこそスピード感をもって、1問1問コツコツ理解していくことが大切です。少なくともエバーグリーンを5周は繰り返して行う必要があります。
エバーグリーンが全部理解できるようになったら、是非次の参考書へと進んでみてください。独学での英語の受験勉強は1冊終わらせただけでは終わらないので、すぐに次へと進むことが大切です。
独学で英文法の基礎固めをしたい人には『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』



大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編は、英文法の勉強をこれから始める方や英文法の学校の授業をあまり聞けていなくてなかなか基礎レベルを習得できていなくて、悩んでいる方におすすめの参考書になります。大岩先生は東進の講師で、英文法の授業はわかりやすく基礎から丁寧に解説してくれるため、それが参考書にのっているので、独学でも十分に理解できる参考書になっています。
独学で大岩のいちばんはじめの英文法の使い方、勉強法としては、大岩のいちばんはじめの英文法が終わったら次に、2000問の英文法問題が入っている参考書を1冊こなすことで基礎が固まります。2000問の英文法問題集はvintage,ネクストステージなどがあり、それらの参考書の中で1冊自分にあったものを毎日30問解くと2〜3ヶ月が結果が出てくると思います。
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英文法の関係代名詞や倒置の理解が苦手な人に『今井の英文法教室(上・下)』東進ブックス






英文法の参考書の中でも今井の英文法教室は英文法を誰でも理解できることを目標とした参考書です。
今井の英文法教室には、中学レベルの英文法から大学受験で必要な英文法まで簡潔に書かれています。大学受験の英語のにおけるかなり基礎的なレベルからスタートするので英語が苦手な場合にはこの参考書から独学での勉強をスタートさせましょう。
この参考書は文法説明の後に演習がついているForestなどと違い、最初に演習があり、後に問題がついています。
また、他の英語の参考書や問題集のように「左ページに問題、右ページに解説」といった構造ではなく、問題の解説がページにわたり詳しく解説されています。そのため、独学でも文法を深くまでしっかりと理解したい!という方には是非おすすめの参考書となっています。
先ほどの参考書で紹介したサイクルを何度も何度も繰り返すことが基本になりますが、今井の英文法教室はとにかく解説量が多いため、間違えた問題については解説の中の知らなかった、間違えて覚えていたポイントに線を引いてできる限りスピード感をもって早く覚えることを意識するといいです。
独学で英文法を習得したい受験生におすすめの参考書はVintage,nextstage
この2つの英文法の参考書にはCDもついていて、解説も読みごたえがあり充実しているので、基礎から応用まで対応できる英文法力をつけることができます。進学校では、VINTAGEやnextstageが必須の文法書として配られる学校も数多くあり、長年受験業界にて愛され続けた大学受験の参考書となっています。
英文法の参考書、VINTAGEやネクストステージは、問題数も多く、演習量も確保できます。そのため、独学で英文法の学習をするにはこれ1冊で十分といっていいほどおすすめの参考書です。
VINTAGEやネクステージは問題集と参考書の両方の良いところが組み合わさったような参考書です。各問題の解説にそれぞれポイントが1行で書いてあるので、復習がしやすいです。この参考書から合格した実績がたくさん出ているので、どの大学を志望する方にもおすすめできる参考書となっています。
独学でも逆転合格できる英文法の勉強法



英文法の参考書は、今の自分の実力に合わせて使う参考書を変えるべきです。
vintageやネクステージを1つの登竜門として、英文法の難しい東大や京大などを志望する場合はもう1つ英文法の参考書をプラスして、それ以外の人はその時点で和訳や長文読解の勉強に集中するようにしましょう。
独学で英文法を勉強する上ではまずはイディオム以外の部分を集中的に覚え、英文法の基礎が終わったらイディオムを一気に覚えていくのがおすすめです。毎日30問程度こつこつ英文法の問題を解いていくのが独学で英文法を勉強する上でおすすめのペースです。
独学での大学受験におすすめの英語の長文読解の参考書
大学受験の英語長文は独学で数をこなすことも大事ですが、一つの長文問題を解いた後にしっかりと復習することがより大切です。独学での復習の時は漠然と訳せるだけはだめです。完璧に訳せたり文構造を理解することを心がけましょう。長文読解の参考書を何度も音読して暗記するくらい反復しましょう。



長文読解の参考書選びに迷ったらやっておきたい英語長文



独学で英語の長文読解を勉強する受験生におすすめの参考書として、『やっておきたい英語長文』です。レベル別に4冊出版されています。なので、このシリーズをやっておきたい英語長文500から自分の志望校のレベルまで徹底的にやり切るのがよいでしょう。
- やっておきたい英語長文300・・・30題 共通テストレベル
- やっておきたい英語長文500・・・15題 中堅私立レベル
- やっておきたい英語長文700・・・15題 MARCHレベル
- やっておきたい英語長文1000・・・15題 早慶レベル
やっておきたい英語長文シリーズは、1冊1冊のボリュームがかなりあるので独学で一通り文法などの基本事項を終わらせて問題演習にかかりたい人には最適な問題集となっています。やっておきたい英語長文は独学で毎回毎回、音読を繰り返し行うことで英語力が急激に向上することになります。





独学で一気に長文読解をしたい人には入門英語長文問題精講 改訂版 (必修問題精講)
独学で英語の長文読解ができるようになりたい受験生におすすめの参考書として、『入門英語長文問題精講 改訂版』です。
入門英語長文問題精講は25題の英文に詳細な解説とさらに和訳までついており、解説を読みながらじっくり理解したいという方におすすめの問題集です。
この英語の参考書はCDはついておらず音読の練習がしづらいのが難点ですが、コンパクトなサイズで持ち運びが便利なので、少し時間が空いた時に見直したり英文を見ながら文法の知識を復習したいという方には真価を発揮します。
入門英語長文問題精講は、音読を何度も何度も繰り返して行うことで確実に実力がつくようになっている一冊です。レベル的には表紙の通り、センター試験レベルで私立大学を受験する人にもおすすめできる参考書です。
リスニングも同時に鍛えたい人にはキムタツ式長文速読特訓ゼミ



次に紹介するのは 木村達哉著『キムタツ式長文速読特訓ゼミ』です。パラグラフリーディングや音読を鍛えていくことでかなりの速読力を身に着けいてくことができます。
ただし、精読はこの参考書では手薄なので先に英文解釈系の参考書を解いてからこの参考書に取り掛かるようにしたほうがいいでしょう。
私自身は、こちらの参考書の難関レベル編を10回繰り返して行ったことで、早稲田大学商学部に現役合格することができました。
その独学で早稲田に合格した要因としては、CDを通して、何度も何度も繰り返し聞いて、音読まで何度も何度も繰り返して行ったことがあげられます。
英語の長文読解の独学の勉強法
英語の長文読解は、長文読解は長文読解が苦手だからできないと思う癖をまずは無くすことが大切です。長文読解は単語もしくは文法もしくは和訳ができないために読めない、解けないとなります。そのため、独学での長文読解の勉強は速読、精読と焦る前にまずは英語の基礎レベルができているかどうかを把握することがとても大切です。



大学受験の英語の独学におすすめ参考書【英単語帳編】



英単語は解説するまでもなく、英語の基礎の基礎です。英単語力がなければ文法にしても長文にしても何も理解できません。自分に合った英単語帳を使って語力を培いましょう。
基本的に英単語は、難関大志望の場合、システム英単語、ターゲット1900、鉄壁、英検準一級の英単語の4冊の中から選ぶことをおすすめします。その理由としては、英単語が2000単語ほど共通してのっている単語帳であれば、問題はないことと、実際に合格者が使っていた英語の参考書(単語帳)だからです。



英語の単語帳のおすすめの選び方は以下をぜひ参考にしてみてください。



英単語の勉強法のPOINT



おすすめの英単語帳は速読英単語
英単語を文章の中で覚えたい。長文読解の練習も同時に行いたい。
そんな方に是非おすすめの単語帳は、長文問題集としての役割も兼ねそなえた単語帳『速読英単語』です。
速単の特徴は、70個の長文に重要単語が2,000語散りばめられていることです。
それらの英文を繰り返し読むことで、単語を自然にインプットしていくことができます。「単語は英単語帳でコツコツ覚えるよりも、文章の中で覚えたい」という方におすすめの英単語帳となっています。
早慶マーチにおすすめの英単語帳はシステム英単語
中堅志望から難関志望まで幅広い人気を誇るのがシステム英単語。ベーシック版も販売されていることから、段階を踏んでステップアップすることも可能です。最大の特徴は「ミニマルフレーズ」。
ミニマルフレーズとは、掲載されている単語を用いて作られた短文のことですが、「文」というほどの長さではなく、一息で言えるような最小限の長さに作られていることから、スラスラと進めることができます。
単語で覚えるよりも頭に定着するでしょう。その他には、難易度ごとにSTEPで分けられている・最終章に多義語の特集があるなどといった特徴があります。
これを一冊マスターすればマーチレベルの大学は大丈夫ですが、早慶上智となると少し物足りなさを感じてしまうかも知れません。
おすすめの英単語帳③DUO3.0



この単語帳(DUO)は例文にいくつかの英単語と英熟語が組み合わせてあり、1つの例文を覚えれば同時に複数の語彙を覚えられる仕組みになっています。
DuoにはCDも付いてくるので、音読の際にはCDの音源を利用しながら、音読すると覚えるスピードがどんどん早くなります。早稲田大学、慶應義塾大学を第一志望にしているのであれば、Duo3.0の中の単語と熟語は遅くとも受験期の7月くらいまでには必ず全て覚えたいです。全て覚えるには最低でも六周はこなしていく必要があります。
早慶、旧帝大レベルにおすすめの英単語帳はターゲット1900
ターゲット1900について使い方やおすすめの使うべき人について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。ターゲット1900は一冊でも十分東大に合格した先輩はたくさんいますし、やるべきことを絞って学習したい人にはまずターゲット1900を完璧にするのはおすすめです。
おすすめの英単語帳⑤東大英単語熟語鉄壁



難関大志望者なら誰もが知る通称「鉄壁」です。東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学などなど日本トップレベルの大学を目指す上では必ずいつかは耳にする単語帳といっても過言ではありません。
鉄壁の持つ圧倒的なオーラと鉄壁にある単語の覚えやすさは東大京大志望をはじめ、全国の多くの受験生の心を掴んで離しません。鉄壁という単語帳の最大の特徴は似た単語を関連づけて近くに載せる掲載方式をとっていることです。
鉄壁のように、単語をバラバラに配置せずに似た者同士をまとめることにより、1つの単語からいくつもの単語を連想させて覚えることができ、効率の良い単語学習が可能です。さらに、鉄壁には終盤には難単語の特集セクションがあり、一般的な単語帳では学ぶことができないような難関大対策も十分に適応可能です。
独学で逆転合格できる英語のおすすめ参考書【英作文編】



おすすめの英作文の参考書①頻出英作文完全対策



問題集のタイトルにもあるように大学入試で良く出される英作文問題が揃えられています。正解の答案例も載っているので、繰り返し演習をすることで英作文の書き方や語法を身に付けることができるでしょう。
この参考書の特徴としては、短い基本文の練習の後に、実際の大学入試の問題である実践問題を解き、その後さらに長い発展問題を解いていくというように順を追って学習していくことができるので苦手な部分を一つひとつ潰すことができ、確実に成績も上がる参考書になっています。
さらに、和文英訳と自由英作文の両方を練習することができることもこの問題集の特徴です。一つの参考書で両方の分野をしっかり身に付けることができるので大学受験の対策も十分できます。
『頻出英作文完全対策』がおすすめな人
頻出英作文完全対策は難易度が高めの参考書になるため、志望校が早慶旧帝大以上の人でもう基礎がすでに固まっており、単語、文法などは勉強が済んでいる受験生におすすめの英語の参考書になります。
- 大学入試に頻出の問題で勉強をしたい人
- 基礎固めはしっかりと終わり和文英訳の勉強もしっかりとしたい人
時間がある人におすすめの英作文の参考書は竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本



竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本では実際の入試問題を例題として、入試本番にも対応できる英作文を身につけることができます。この参考書の一番の特徴は英作文の書き方を勉強できるだけでなく、英作文の誤答例を知ることができることです。
英作文は表現の仕方を間違えると減点される対象になりますが、誤答例を知ることで、間違った表現で減点されることが少なくなります。例題、解説も丁寧に書かれているので、英作文を0から学ぶ人ににもおすすめの参考書です。
『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』がおすすめな人
竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本はとにかく京大、東大レベルの英作文ができるようになりたいという人におすすめの参考書です。
- ・実際の入試問題で英作文を解きたい人
- ・英作文の書き方を一通りマスターしたい人
英語の和訳の基礎から発展までの独学におすすめ参考書【和訳編】



英語の和訳は特に参考書選びと勉強法がとても大切です。ぜひこれから説明する勉強法のPOINTと参考書をぜひ参考にしてみてください。
英語の和訳の独学での勉強法のコツ



和訳の独学での勉強法は特にノートの作り方と和訳独自、頻出の文法事項の把握がとても大切です。まずは自分が苦手な文章の傾向や訳せない文章をとにかく探して、そこの文法の理解や倒置や非制限用法などへの抵抗をなくすことが大切です。
また、例文の量もどれだけ知っているかはとても大切になってくるため、訳せなかった文章などは必ず英文を音読するようにしましょう。
英語の和訳の基礎ができてない人には英文読解入門基本はここだ!



英文和訳の勉強がはじめての人はこちらからやると良いでしょう。基礎から説明していますし、分量もそれほど多くないので、すぐに終わらせることができます。ただし、すでに基礎ができている人にはあまりおすすめできません。
英語の和訳のおすすめの参考書②ポレポレ英文読解プロセス50



ポレポレ英文読解プロセスは、難関大学を目指す受験生におすすめの参考書として紹介しています。
英文読解をパターン別に詳しく紹介しており、模試などでミスが目立つ受験生や難しい文章を訳すとなると手も足もでなくなってしまう受験生のかたには是非おすすめの参考書となっています。
比較的簡単そうな和訳の問題に見えても、訳そうとするとなかなか訳せない文章などがたくさん収録されています。早慶レベルから東大を目指す方におすすめの英語の和訳の参考書です。
英語の和訳のおすすめの参考書③ビジュアル英文解釈 (Part1、Part2)






こちらはビジュアル英文解釈シリーズという2つのシリーズとなっており、難関大学を目指す受験生におすすめの参考書です。ビジュアルで英文解釈がしっかりと解説されており、英文解釈を深く理解したい方には是非おすすめの参考書です。
東京大学から早慶レベルを目指していた先輩が数多く使用しており、実際に合格した人もたくさん使用していた参考書になります。
このレベルの参考書を何度も何度も繰り返し行い、完璧にすることができれば、大学受験英語においての不安点はすぐに払拭されるでしょう。早慶や東京一工など難関大学を目指す受験生は是非がんばってみてください。



大学受験の英語のおすすめ参考書ランキングを紹介



実際に難関大の大学受験に合格した先輩が使っていたおすすめの英語の参考書を徹底解説します。英文法、英語長文読解、英文解釈、英作文、リスニング、英単語の中から志望校に合格する際に使ったおすすめの参考書を紹介。
ぜひ一度、本屋に行って実際に手にとってみてから自分にあっているかどうかを確かめてからランキングで紹介されていた参考書を使ってみてください。英語のセンター試験、共通試験で高得点を取るため、英語の基礎を固めるためなど目的はさまざまだとは思いますが、それぞれの目的に合わせた英語の参考書を選ぶようにしてください。
【大学受験】5位は基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)
こちらの英語の和訳の参考書「基礎 英文解釈の技術 100」は基礎レベルの和訳や文法、単語がある一定終わった人におすすめの参考書です。また、英文解釈の技術 70などが簡単すぎるけど、和訳を基礎固めをしたいという方にもおすすめです。



【大学受験】英語の参考書ランキング4位はポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式
英語の和訳においては特に早慶以上の大学を志望する受験生にはこのポレポレ英文読解プロセス50がおすすめです。ただ一橋大学などの過去問もあるため、英単語、英文法、基礎レベルの和訳を解いてから使うのにおすすめの参考書です。



【大学受験】英語の参考書ランキング3位
3位に輝いたのは、英文法をこれ一冊で習得できるvintageです。vintageはnextstageなどと同じように1冊に英文法の問題が2000個入っており、一冊で英文法を習得できるようになっています。そのため、多くの受験生が通る関門になっており、東大早慶からMARCHの人もみんなが英語の基礎固めとして使う参考書になっています。
英文法・語法 Vintage 3rd Edition



【大学受験】英語の参考書ランキング2位
英語の参考書ランキング2位は英作文のトレーニング実践編です。英作文はこれ一冊でなんとかなると言って良いほど完璧な参考書です。多くの志望校に合格した先輩がこの実践編 英作文のトレーニングを使って、志望校に合格してきました。
実戦編 英作文のトレーニング 改訂版



【大学受験】英語の参考書ランキング1位は赤本、青本
英語の参考書ランキング1位は間違いなく共通テストの英語の過去問や大学の二次試験の過去問なども含めた赤本、青本です。受験勉強の合格の鍵は過去問にいつどれくらいの状態で入れるかがとても大切です。基礎が固まっていない状態で過去問に入っても仕方ないし、10、11月に万全な状態で英語の過去問に入れるかがとても大切です。
大学受験の英語の過去問(赤本、青本)



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他にも、英語の参考書や勉強法が知りたい方へ!
大学受験に必要な英語の分野別のおすすめ参考書を徹底解説!あなたにあった参考書がきっと見つかるります。大学受験で1番重要な科目である英語を、偏差値40レベルから東大レベルまで、本当に使える参考書・問題集・勉強法を詳しく書かれています。
早慶を目指しつつも英語の資格試験として英検やTEAPなどを取得して、上智やMARCHなどにも出願したいと考えている人にはおすすめの記事です。
早慶志望の独学で受験勉強をしようと思っている人におすすめの記事



竹本明弘。オンライン英検対策塾の英検コーチ塾長。早慶MARCH、旧帝大など難関大志望の受験生向けに勉強法,計画,受験戦略についての進学情報webメディアでの掲載多数
高校で英検準一級、TOEIC860点を取得し、早稲田大学に現役で合格。「最短で英語力を上げる正しい勉強法を知ってもらいたい」という思いから英語の勉強に関する情報を発信している。