化学基礎を独学でしっかりと基礎を固めて共通テストでも9割取れるようになるためのおすすめの勉強法をレベル別に徹底解説します。文系の方の共通テスト対策にも高1の方などの定期テスト対策にも使える化学基礎の勉強法をそれぞれ解説するのでぜひ参考にしてみてください。
目次
独学で化学基礎の偏差値を上げる勉強法のコツ
化学基礎の勉強法としては、インプットと目標に応じての過去問などのアウトプットを始めるタイミングが定期テスト対策であれ共通テスト対策であれ重要になってきます。



化学基礎のおすすめのインプットの勉強法
まずインプットについてですが、共通テストの化学基礎は大きく「溶液の濃度」「物質の分類」「原子の構造、結晶」「酸化還元」「酸・塩基・塩」「電池」「化学量」の分野が頻出とされています。まず勉強法の大前提としてこれらの分野は少なくとも理解して知識を習得しておきましょう。
その上で共通テストの化学基礎のインプットの勉強法ですが、1冊を参考書を完璧にすることをおすすめします。その共通テストの化学基礎の対策としてのインプットにおすすめは「鎌田の化学基礎をはじめからていねいに」になります。共通テストの頻出分野を抑えており、この1冊をやり込むだけでインプットとしては成立します。
そこにノートの使い方や復習といった化学基礎の勉強法が掛け合わされれれば確実に高得点を狙う準備はできると思います。それらの勉強法についてはこの記事の後半に説明しているのでぜひ参考にしてみてください。
共通テストの化学基礎の平均点や出題傾向について
共通テストの化学基礎の平均点ですが、以下のようになっております。大体良い年で30点程度、悪い年では25点程度と5割程度が平均点と考えられると良いでしょう。
年度 | 平均点 |
2021年度 | 24.65 |
2020年度 | 28.20 |
2019年度 | 31.22 |
2018年度 | 30.42 |
2017年度 | 28.59 |
また化学基礎の共通テストの出題傾向についてはぜひこちらを参考にしてみてください。基本的には先ほど述べた分野に加えて考察問題や思考問題が増えてくる傾向にあるため、インプットよりもアウトプット重視の学習を中心に化学基礎は進めて考え方や解き方を習得していくことをおすすめします。
共通テストの化学基礎のアウトプットにおすすめの勉強法
化学基礎は知識を知っているだけでは解けない問題が多いからこそ、共通テストの過去問や共通テスト形式の参考書、問題集を解いて、①自分の苦手分野を特定すること②共通テストの化学基礎の解き方を覚えることが重要になってきます。
自分の苦手分野の特定については、過去問や共通テスト形式の化学基礎の問題を解くたびに大問題や分野ごとの点数を5年分程度出してみて、そこの平均値が悪いものから参考書などを活用して再確認していくような勉強法をおすすめします。
共通テストの化学基礎は1問1問の点数配分における重みがあるからこそ、苦手部分をしっかりと重点的に潰していく勉強法が重要になってきます。
大学受験の化学基礎の文系の人におすすめの勉強法




文系の受験生におすすめの化学基礎の勉強法としては、まず勉強を始めるタイミングについては、夏休みから過去問形式の問題を通してアウトプットを始められるような状態が良いと思います。もちろん英語や数学の基礎や志望校に応じての夏休みにはここまで力をつけたいという目標の方が重要になるので、勉強のペースとしては3日に1回程度で良いと思います。
理科基礎科目については文系の人はだらだらとやっても点数が伸びる科目ではないので、短期で2ヶ月程度で点数を一気に上げていくような苦手を克服する勉強法や復習を意識することが大切です。
▼文系の人におすすめの化学基礎の参考書はこちら
「共通テスト 化学基礎 集中講義」
「大学受験SUPER LECTURE」シリーズの「共通テスト 化学基礎 集中講義」は、大学受験における化学基礎の勉強をサポートする参考書です。この本では、化学基礎の基本的な概念や原理を解説しており、問題を解くためのヒントやポイントも紹介しています。
また、化学基礎の大学受験対策としての重要なポイントや、実際の大学受験で出題される可能性のある問題も収録しています。この本を使用することで、大学受験における化学基礎の勉強を効率的に進めることができます。
大学受験の化学基礎のノートの使い方とその勉強法



化学基礎を学ぶには、まず基本的な概念を理解する勉強法が重要です。そのためには、化学基礎の教科書や解説書をよく読んで、基本的な概念をしっかりと理解することが大切です。また、基礎レベルの知識が固まったら、共通テストなど過去問の演習と並行して単語や用語の意味を理解することも重要です。
ただし、この教科書や解説書をどう使うのが一番効率的な化学基礎の勉強法なの?とよく聞かれますが、それはこれからおすすめする化学基礎の参考書とノートを使っての勉強法になります。
鎌田の化学基礎をはじめからていねいにとノートを組み合わせるのがおすすめの化学基礎の勉強法
教科書や解説書など化学基礎の基礎レベルの知識を理解および得るための参考書として、これ一冊で無駄なく効率的に学習できる参考書が「鎌田の化学基礎をはじめからていねいに」になります。この参考書を進めながら覚え辛い部分や難しい部分を一冊の手持ちサイズのノートに書いてメモして定期的に復習するような勉強法をおすすめします。
その後は化学基礎の共通テストの過去問などで復習とアウトプットを繰り返す勉強法
そして、基本的な概念を理解したら、共通テストの過去問などにおいて問題を解くことでその理解を深めることができます。また、定期的に復習することで、知識を長期的に記憶することができます。化学基礎の勉強は難しいと感じるかもしれませんが、着実に勉強することで理解を深めることができます。
そのため、ある一定の知識がインプットできたと思ったら(大体理科基礎の共通テスト形式で半分、つまり50%程度を超えてきたタイミングで)勉強法を変えていく必要があります。





共通テストで9割取れる化学基礎の勉強法



共通テストで9割取れる勉強法としては、主に7、8割取る為の勉強法と9割取るための勉強法を化学基礎の共通テスト対策において大きく異なるという点が挙げられます。共通テストの化学基礎問題においてはより思考問題が増えており、基礎知識や参考書による知識だけでは解けない問題も存在します。
共通テスト対策には演習が超重要な勉強法
そのため、化学基礎においては、共通テストの過去問を解き始めるタイミングとしては、本番までに20年分程度(内訳としては、共通テストの過去問と共通テスト形式の化学基礎の問題集)を解けるようなタイミングだと良いでしょう。
そこで5年ごとに先ほども述べたような形で分野ごとに点数を出してみて平均値を悪い分野から潰していくような勉強法をおすすめします。
共通テストの化学基礎は短期での習得が受験成功の鍵
少し多いと感じるかもしれませんが、慣れてくると1時間で2〜3年分解くことは可能なので、夏休み後半から共通テストの化学基礎の演習を初めて、11月には安定的に共通テストの化学基礎は取れる状態になっていると他の教科に回す時間も増えてくるので非常におすすめです。
高1、高2の定期テスト対策におすすめの化学基礎の勉強法




化学基礎の定期テストの勉強法ですが、コツとしては出題範囲にもよりますが、定期テストで点数が取れない人の特徴となることをやらないというのが非常に大切です。それは「教科書を読んで用語などは覚えて理解しただけで終わる」ということです。
どうしても数学などと異なり問題数も少ない参考書や教科書が多いため、なかなか演習を化学基礎の定期テスト前にやるということはやらない方が多いです。ただし、化学基礎は教科書の用語や文章の理解はもちろんのこと教科書にのっている練習問題などの問題は定期テストの範囲にあるものは全て一度解いて解けるまでやる勉強法をおすすめします。
受験生におすすめの定期テストの化学基礎の勉強法
受験の学年になっても、高校によっては化学基礎が定期テストに含まれる高校もあると思います。そんな方は共通テスト対策の化学基礎の勉強と定期テスト対策の化学基礎の勉強を同時並行でこなすチャンスだからこそ共通テストを意識した定期テストの勉強法を実践することが大切です。
共通テスト形式だと1年分毎回解いた方が良いと思いがちですが、定期テストの範囲分を解くだけでは後々の過去問演習期などの際の影響が大きく変わってきます。化学基礎の定期テストの試験前に時間があれば共通テスト形式の問題も解く勉強法をおすすめします。
高1におすすめの化学基礎の勉強法
高1(高校1年生)におすすめの化学基礎の勉強法としては、定期テストでとにかく高得点を目指すことをおすすめします。用語や状態などの知識については忘れる可能性が非常に高いですが、定期テストにおいて化学基礎の勉強法を自分の中で1つ作っておくことは非常に効果的です。
世界史などでもそうですが、定期テストの勉強法が実際の受験勉強においても似ている部分がある科目はいくつかあります。その1つが化学基礎だからこそ高1で化学基礎の勉強法を確立できているとgoodです。





理科基礎の科目の選び方とそれぞれの勉強法を紹介



化学基礎や生物基礎など特に高2の方は特にどの理科基礎科目を活用して受けようか不安な人もいると思います!化学基礎、生物基礎、地学基礎、物理基礎とある中で選ぶ上でのポイントは以下の2つになります。
- 学校で教えてくれるのはどの理科基礎科目なのか?
- 数学が得意なのか?それとも暗記科目が得意なのか?
これら2つの点において、暗記が得意で学校でも化学基礎と生物基礎を教えてもらっているという人はほとんどの場合においては化学基礎、生物基礎で受験することをおすすめします。以下に他の理科基礎科目の勉強法や理科基礎科目の選び方を詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
化学基礎の勉強法についていかがでしたでしょうか?共通テストの化学基礎対策ですが、高1の時にやったけどもうやり方も知識もかなり忘れてしまった、、、や定期テストでは取れるけど、共通テストの化学基礎はなかなか取れないという声を多く聞きます。
もし化学基礎の勉強法や他の大学受験に必要な科目の勉強法や参考書などが知りたい方や全教科の勉強計画を立てて欲しい方がいらっしゃいましたらぜひ以下の無料受験相談にてお気軽にご相談いただけると嬉しいです!








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