【大学受験】文系の数学におすすめの参考書ルートと進め方を徹底解説!

【大学受験】文系数学におすすめの参考書10選と参考書ルートを紹介!

文系の数学におすすめの参考書ルートをレベル別に紹介します。

一概に数学といっても文系と理系では大きく勉強法、参考書ルートが変わります。

今回は文系の数学にフォーカスした数学の参考書を紹介し、独学の参考書ルートの進め方と合わせて徹底解説していきます!

あき先生
あき先生

【この記事の監修者:逆転合格専門塾塾長あき先生

これまで旧帝大や東大京大一橋をはじめとして難関な文系数学が求められる大学への合格者を多数輩出してきました。

その中でも特に合格者の中での多くの方が使っていた参考書を紹介します。

偏差値30~40の方向けの文系の数学の参考書ルート

スタディチェーンの講師陣がおすすめする偏差値30~40の方向けの最強の文系の数学の参考書ルートを紹介しその理由も徹底解説していきます!

まず結論としては基礎固めから始めたいという人におすすめの文系数学の参考書ルートは以下のようになります。

1から基礎固めをやりたい人には「初めから始める数学」
初めから始める数学1

まずは数学における基礎中の基礎がよくわからないという人はこの参考書から始めていきましょう。ただこの参考書では簡単すぎるという方はSTEP2の基礎問題精講からスタートしていただいても構いません。

文系の数学の基礎固めがほとんどできてない人には基礎問題精講
基礎問題精講
基礎問題精講が終わったら、青チャート数学ⅠAⅡBがおすすめ
青チャート数学ⅠA

1から基礎固めをやりたい人には「初めから始める数学」

初めから始める数学1

この数学の参考書は東大生が一番使っていた数学の参考書として有名です。

だからと言って難しい内容を扱っているわけではなく、本当に基礎の基礎から分かりやすく解説されており、数学の根本を理解するのには最適な数学の参考書だと言えます。

文系の数学受験で合格するには、数学の定理や原理を証明することが不可欠でそれにより更なるスピード感が生まれると思います。共通テストに対しても絶大な効果を発揮します。

スバラシク分かる数学シリーズを終えた後に青チャートを進めるとよりスピーディーな学習となりますし、同じシリーズの元気が出る数学シリーズを進めていくのも効果的でしょう。

文系で数学の基礎固めができてない人には基礎問題精講

基礎問題精講

基礎問題精講は、現在も代ゼミで講師をしてらっしゃる上園先生が書いた数学の参考書です。

数学問題精講シリーズでも一番最初の基礎を扱うもので、問題ごとに抑えなければならないことやポイントを図や表を交えた詳しく解説してくれています。

さらに、基礎問題精講は問題もかなり厳選されたもので共通テストや二次試験の数学の偏差値を50まで上げたい文系の人ににおすすめの数学参考書です。

参考書ルートの中でも基礎レベルの問題集なので飛ばせる人は飛ばしてもよいと思います。

基礎問題精講が終わったら、青チャート数学ⅠAⅡBか標準問題精講がおすすめ

青チャート数学ⅠA

王道中の王道と言っても過言ではない受験生から絶大な信頼が寄せられている数学の参考書です。文系の数学は青チャート一冊で足りてしまうというほどです。

その理由は圧倒的網羅性と言えます。一冊で文系の数学の基礎から応用そして共通テスト対策まですべてを網羅しており数学に自信がない人はまずこの一冊から始めてはどうでしょうか?

青チャートについてはこちらのスタディチェーンブログの記事で詳しく解説しているので是非一度ご覧ください!

青チャートのおすすめの使い方を東大生が徹底解説! 青チャートの使い方を解説!例題だけ解く?おすすめの使い方をレベル別に紹介!

数学で周りと差をつけたい人におすすめの文系の数学の参考書ルート

特に一橋の文系数学、早慶の文系数学は英語で差がつかない分、数学で点を稼ぐことで合格の可能性がより高くなります。

ここでは数学で周りと差をつけたい文系のひとにおすすめの参考書ルートを紹介します!

東大京大志望におすすめの数学の参考書ルート

東大京大志望におすすめの数学の参考書ルートを紹介します。

青チャート
青チャート数学ⅠA
文系数学のプラチカ
文系数学のプラチカ

ここまでしっかりと8割対策できるようになればもう一橋大学、東京大学であれど早めに過去問対策に入ることが非常に重要です。

10日で極める数学シリーズ
10日で極める数学シリーズ
数学のおすすめの参考書ランキング20選を徹底解説!【大学受験】

【1】赤チャート数学ⅠAⅡB

赤チャート数学ⅠAⅡB

青チャートの一つ上の難易度とされている数学赤チャートですが、実際解き進めていくと内容は青チャートとさほど変わらず基礎的な内容も含まれています。

しかし、より大学数学を意識したような数学の根本を理解するための参考書となっており数学の入試で高得点を狙う人におすすめの参考書です。

最難関大志望の文系数学におすすめ【2】文系数学のプラチカ

文系数学のプラチカ

理系版ではおなじみのプラチカの文系用の参考書です。理系版とはうって変わって、文系用のプラチカは実際に思考力、考察力を問うような問題が多く掲載された数学の参考書になります。

文系数学の参考書の中でレベルとしては非常に高いと思いますが、演習を重ねることにより記述のポイントや得点力はあがり太刀打ちできない問題がなくなるまで成長できると思います。

【3】大学への数学シリーズ

大学への数学シリーズ

この大学への数学シリーズの特徴と言えば数学を単元別に極められることにあるでしょう。

数学の単元別に中級から超上級の内容が問題として掲載されており、もっと得意にしたい数学の単元がある文系受験生にはとてもおすすめしたい数学の参考書です。

難しい問題もその分詳しく解説されているので一橋、早慶の数学受験者には必須の数学参考書になると思います。

分野別に苦手を潰したい文系数学におすすめ【4】10日で極める数学シリーズ

10日で極める数学シリーズ

手に取ったことが少ない参考書の一つだと思いますが、1日9題×10日でその単元を完璧にできる数学の参考書です。文系数学において分野別に苦手を潰していきたい方におすすめの数学の参考書です。

実際にスタディチェーンの講師陣も愛用していましたが正直5日目以降の問題は難しすぎます。ですので、4日までの問題を繰り返し演習することで十分難関大に対応できると思います。

先ほど述べた超難関校むけの専門的な参考書の代表でありこのシリーズは持っていて間違いないでしょう。

数学重要問題集

数学重要問題集

化学や物理でお馴染みの重要問題集シリーズの数学です。この数学の参考書は主にA問題とB問題に分けられて構成されてます。

A問題はB問題に比べて簡単ではありますが、A問題を完璧に仕上げれば旧帝大以外の数学以外で解けない問題はないです。

B問題の難易度は高いですが、厳選された良問を取り扱っており解説もしっかりしているのでとても文系の人が手に取りやすい参考書ではないかと思います。

文系数学の参考書の進め方

数学の参考書は文系に特化したものがあまりありません。ですから、多くの文系の方々は悩んで買ったのにも関わらず中途半端になってしまい数学の成績が伸びずに終わってしまうことがあります。ここでは文系の人が数学の参考書選びの際の注意点を紹介しようと思います。

絶対に時間は意識しよう

先程も述べたように文系数学はスピード感が大事となってきますので、常に時間を意識して問題に臨んでほしいと思います。参考書を進める際も一つの問題に費やす時間を決め、一問一問をどれだけ早くこなしていくのかを大事にしていきましょう。

日頃から時間を意識することにより過去問、共通テストでも焦らず確実に点数を伸ばしていくことができるでしょう。

苦手な数学の単元を理解する

青チャートやプラチカなどの数学の網羅系の参考書を手に取ったとき、苦手な単元で時間を費やし一冊終えるのに多大な時間を要してしまう人がいます。

そうなったときはその単元に特化した参考書に切り替えるべきです。共通テストの数学では選択問題もありますし、二次試験の数学でも苦手が一つでもあるとその大問は点数が取れず逆に差をつけられてしまいます。

文系が独学で数学の偏差値を上げる勉強のコツ

理系と違って数学に多くの時間を割けない文系の受験生が独学で参考書を使い数学の偏差値を爆上げする勉強法を紹介!

文系ならではの数学の勉強法を理解しよう

文系の数学選択者、つまり国公立大学志望の受験生が数学の共通テストや二次試験で高得点を取る参考書の使い方と勉強法を紹介します。

まず大前提においてほしいのはがむしゃらに数学を勉強するのでなく、自分の目標にあった数学の勉強をすることです。目標を明確にしないと時間と労力を無駄にしてしまいます。

文系の受験生に数学の勉強法で意識して欲しいことは常に思考力を鍛えることです。共通テストや文系の二次試験の数学は常に頭の柔軟さを問う問題が出題されます。

理系数学と文系数学の異なるポイント

理系数学との決定的な違いは「読解力」です。理系数学は比較的問題文の文章が短く計算力や情報処理能力を問う問題が多くなっています。

しかし、文系数学は問題文も長く複雑なので読解力だけでなく理系よりも高い情報処理能力が必要となります。それに加えて文系数学はマークシート方式を利用している大学も多く穴埋めから推測する「考察力」も問われます。

文系の人でも独学で数学で高得点は取れるの?

まず共通テストの話をします。理系の受験生がとんでもないスピードで数学を解き終えることができるのは日頃からスピードを意識して数学を勉強しているからです。しかしそんな理系の人でも満点を取るのは至難の業です。

そんな問題で文系の人が共通テストで点数が取れるのかと疑問に思うかもしれません。しかし文系の人でも高得点を取る独学の勉強法は存在するのです。

文系に数学は受験に必要なの?

文系の入試に絶対に数学が必要なのかという問題については、結論を言うと「必要ではない」ということになります。

共通テストの科目を限定した共通テスト利用入試や私立一般入試など様々な受験方式があり、数学を使わなくても多くの大学を受験することができます。

しかし難関大学になればなるほど数学は必須となってきたり独学で数学を進めたり、文系数学を利用したほうが合格しやすくなることがあります。

文系の人が独学で数学の偏差値を30上げる勉強のポイント

ここでは文系の人が独学で数学を勉強して高得点、合格点を取る勉強法を数学の共通テストと二次試験とに分けて徹底解説していきます。

独学での文系数学の共通テスト対策のポイント

先程述べたように共通テストはとても問題量が多く余裕をもって解き終えるのは至難の業です。

しかし数学の共通テストは解き進め方次第で点数は大幅に変わります。

具体的に数学の共通テストでは大問の最後の方の問題は難易度がとても高く解ける人は理系も合わせて10%以下と言われています。

そんな難問でも他の問題とは配点は変わらないので文系の人は難問は解かず全体として満遍なく解き終えることが大事になります。全体を満遍なく解き進め簡単な問題を正確に解けるようになると8割は安定して得点することができます!

ですので普段の勉強でも大問の最後以外の簡単な問題をどれだけ早く正確に解き進めるかを意識してみてください!

文系数学の数学の二次試験対策のポイント

文系の学部で数学が二次試験で出題されるのは珍しいですがその分倍率が極端に低くなるので数学を得意にして合格を掴みましょう!

具体的には旧帝大以外の文系数学は穴埋め形式となるので共通テストと同じような容量で勉強すれば大丈夫です。

しかし旧帝大の文系数学は問題数こそ少ないもの難易度はとても高いので下記のような問題集で色々な問題に触れることが合格への最短のルートになると思います。

文系の人が数学の偏差値を上げる参考書学習のコツ!

理系とは傾向が全く違う上に時間がなく文系の数学を諦めかけているそこの君!文系の数学は常に“時間”を意識して進めるのが肝心だ。スタディチェーンの講師陣がおすすめする絶対に数学の偏差値が上がる勉強法を紹介します!

数学は短期集中で一気に偏差値を伸ばそう!

文系の人は普段暗記がメインの勉強を行っているのでなかなか数学にまで頭が回らず、模試や定期考査の直前に見直すだけになってしまうことがあると思います。

ですので、一週間に一度や二週間に一度のペースで一気に進めることをおすすめします。進める際に、2~3時間に一度休憩をしながらだと集中力が続き効率よく数学の参考書を終わらせることができると思います。

それに加えて、スタディチェーンの講師陣は数学の参考書は午前中に進めることをおすすめします。朝は脳がまだ完全には起きていないので、暗記をするよりも数学のような手を動かす作業が向いているからです。

数学を“休憩”に!?

文系の受験生は暗記することが多く、こまめな休憩が必須だと思います。休憩を始めてついつい何時間もだらだらしてしまうことはありませんか?

その問題の解消法は色々とありますが、スタディチェーンは数学を1問解くという休憩法を推奨しています。文系に限らず受験生は暗記が多く勉強時間も限られています。ですので暗記とは違った脳の使い方をしてリラックスついでに数学の偏差値を爆上げしましょう!

【志望校別】文系の数学のおすすめ勉強法

どの大学の文系の学部にもたいてい数学を使う入試方式があります。文系では数学がマイナーであるため志望校によって何を勉強すればよいかわからないという受験生が多くいるともいます。

そんな受験生に向けて志望校別に独学でできる勉強法を紹介します!

東大や京大などの超難関校の文系数学の勉強法

東大や京大そして一橋と言った文系でも超難関校を受験する文系の人は現時点で数学が苦手と言う人は少ないでしょう。上記のような超難関校は文系であっても数学は絶対に欠かせません。

それに加えて理系と違い数学の範囲が狭いのでⅠA、ⅡBは理系よりも難しい場合があります。実際に東大では文系の数学は理系と同じ問題が出題されています。

そんな文系の超難関校を受験する人におすすめの勉強法は分野別で専門的な参考書を進めることです。例えば確立の分野のマスターオブ整数などはやるべき参考書として、まず間違いないでしょう。

一般の参考書ではなく、専門的な文系の参考書を解き進めることで満点ではなく部分点を重ね合格点に達することができます。

その他の旧帝国大学(千葉、神戸を含む)の文系数学の勉強法

九大や阪大と言った旧帝国大学と言われる難関大学でも文系では数学が課されます。とは言っても超難関校に比べると簡単ですが、だからこそ絶対に落とせない科目なのです。

しっかり構成が錬られた記述式の問題が多くいくら数学ができても細部まで気を付けないと、減点が重なりあまり点数が伸びないのです。

このような問題で合格点に達するには、記述ポイントを把握することが欠かせないので私達スタディチェーンの講師陣は青チャートをおすすめします。

青チャートの使い方に関してはこちらの記事に一度目を通してもらえるとより進めやすくなると思います!

青チャートのおすすめの使い方を東大生が徹底解説! 青チャートの使い方を解説!例題だけ解く?おすすめの使い方をレベル別に紹介!

青チャートの解答は記述もしっかりしており模範解答といえる解答ばかりなので青チャートを何周もしっかりすることで十分合格点に届くと思います。

早慶などの私立文系の数学の勉強法

私立文系で数学は必須ではないですが選択することで合格により近づくので、私立文系で数学ができるのはとても大きな強みになります。

早慶などの最難関私大は穴埋め形式の問題ですが問題の質としては旧帝国大学を超えるものも含まれます。

ですので対策としては旧帝国大学を受験する文系の人と同じような勉強法に加えより時間を意識して問題を解き進めるとよいでしょう!

その他の私立文系の数学の勉強法

MARCHや関関同立の文系数学も穴埋め形式なのですが早慶の時と違うのは、常に満点を狙わなければならないということです。早慶や中堅国公立の滑り止めで受ける受験生も多く、最近ではかなり倍率も上がってきているので生半可な気持ちでは受かりません。

勉強法としては青チャートや過去問を試験時間より短くして解き進めることをおすすめします。本番の試験では緊張と焦りで想定より時間がすぐに過ぎます。

問題自体は難問は少ないので、ケアレスミスを減らし常に時間を意識して問題を解き進めることが合格への最短ルートと言えるでしょう。

まとめ

文系の受験には数学は必須ではないですが難関大志望者には合格のカギとなる文系数学について解説しました。

スタディチェーンでは難関大志望者には欠かせない計画立てや現役早慶生、東大生の質問対応を行っているので是非一度体験授業を受けてみてはいかがでしょうか!?

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