大学受験の生物は短期間の勉強でマスターできるおすすめの参考書ランキング21選を東大生が解説。医学部志望、薬学部志望などの受験生向けにレベル別に共通テスト、二次試験及び定期テストの成績UPにつながる生物のおすすめの参考書や問題集、その特徴など受験生が知りたい情報を紹介します。
目次
【勉強法】生物は短期間でマスターできる?



結論から述べると、短期間で生物の成績を上げることは非常に厳しいです。特に理科の中で生物は最も上がりづらい科目と断定してよいでしょう。
なぜなら、先ほど述べたよう生物の勉強は暗記が勉強の大半を占めるからです。大学受験において物理のような暗記事項が少ない科目は公式をしっかり理解さえすれば演習問題をこなしてすぐに実力が養われます。ですが、生物のように暗記といった基礎固めで多大な時間を要する科目は短期間で成績を上げることは厳しいです。
今回の記事では生物の参考書の選び方やおすすめの参考書をメインに紹介するので、もし勉強法を具体的に知りたいという人にはこちらの記事を参考にしてみてください。
大学受験の生物のおすすめの参考書の選び方



生物のおすすめの参考書の選び方としてはその他の理科科目の物理・化学といった科目よりも暗記の量と項目が非常に多く、事項同士の関連を含めて効率的・体系的に整理することが必要となるからこそ、解説の豊富さや実際に得た知識を練習問題などですぐに習得できる参考書をどう選べるかになります。
生物は暗記と演習量のバランスが取れる参考書がおすすめ
大学受験において生物の共通テストなどにおける問題での出題傾向を確認しても、大問1つ分は遺伝計算が含まれるといった傾向です。なお、大学受験の生物における計算といっても物理・化学のように複雑なものではなく、簡単な2次方程式や確率の計算程度ものが多くを占めます。
さらに、生物の実験考察問題ではリード文が長く与えられるため、国語のような読解力を必要とする教科が得意な人にとっては有利だといえます。
ただし、計算ができる一方で読解力が欠けているなど生物でありがちなのはどちらか一方ができるけれども一方ができずに成績が伸びづらいという現象です。そのため、生物の参考書としてはインプットもアウトプットも両方できるもしくは2冊を同時並行で使うといった参考書の使い方、選び方をおすすめします。
生物は解説が豊富な参考書がおすすめ
生物は頭に入れるべき知識量が多いため、一度覚えた後も定期的に知識の確認をする必要があります。大学受験の生物においては物理・化学ほどの計算演習を必要としないですが、知識量が多いからこそ、正しく理解するということがより重要視されてくるため、受験生の方は参考書単体でスタディサプリなどの動画を見ずにスピーディに理解を進めて問題を進めるということが求められます。
つまり、生物の参考書を2つ迷った際には自分で独学で進められるような解説があるかどうかをまずポイントとして見るようにしてください。




生物におすすめの参考書ランキング10選
受験生必見!志望校に合格できる生物の勉強法



生物のおすすめの勉強法について解説します。暗記のコツや勉強の進め方を簡単に紹介します。
生物の最強の勉強法 暗記編
生物の暗記分野の大学受験勉強をしていく上で最強の参考書ルートの中で最も基本となるのは『教科書』です。例外を除いて、基本的に大学受験は基本的に教科書に載っている内容から出題されます。
大学受験の応用問題も教科書の内容をひねって出題しているだけなのです。なので、生物の大学受験勉強をするときはまずは教科書の本文の内容を理解してくことが大切です。
教科書を使った勉強法として、教科書の本文を一通り「理解しようとしながら」読みましょう。その際意識してほしいことは用語単体で覚えていくのではなく、図や表、イラストを有効に使って「感覚的に理解」していくことをおすすめします。
生物は感覚的に理解することが重要
ここでは特に、単語を完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。その分野で出てくる単語がなんとなくで頭に入れば大丈夫です。その後、学校で配られるであろう参考書を使ってその分野の学習を進めていきます。
ここで教科書ではなく参考書を使うのは、生物という教科ではイラストや絵と一緒に覚えでいくことがとても重要な教科だからです。
そして、自分の手を動かして白紙にイラストを真似て描きましょう。このアウトプット作業が理解を助けます。覚えた知識の確認としての総仕上げとして問題集に取り掛かり、参考書を見ながら問題集を解くことで用語を完璧に覚えていくようにします。
共通テストで9割を取るためには参考書は何冊必要?



共通テストの生物で9割を取ることは可能でありますが、参考書や参考書ルートが重要になってきます。そこで何冊生物の参考書が必要なのかは大体3冊になります。
まず教科書は必ず使います。教科書だけで勉強の半分以上を占めると思います。ですので教科書をどれだけするかが残りの半分の勉強に影響します。
二、三冊目は講義系の参考書または問題集です。教科書で生物の知識が完璧なら二冊で終わりますが、知識の定着または理解が足りていない人は生物の講義系の参考書を使ってしっかり知識を定着させましょう。
医学部志望で独学で生物をするなら参考書は何冊必要?



この記事を読んでいる人の中で国公立、私立に関わらず医学部を目指している人は少なくないでしょう。その時生物選択は物理や化学に比べて少ないので参考書の購入に迷うでしょう。
医学部志望者に必要な生物の参考書は2冊です!
まずは知識が定着しているか確かめるために共通テストの問題集やそれと同等レベルの生物の問題集で演習を重ねます。
その後に赤本をひたすら解き進めます。医学部は特に大学ごとで問題の出題傾向が変わってくるので生物の赤本をすることでさらに志望校への合格が近づくと思います。
生物の参考書をする際に気を付けるポイント



生物の参考書を紹介する前に生物の参考書をする際に気を付けるべきポイントについて述べていこうと思います。これを意識するだけで大きく生物の勉強の効率が変わってくるでしょう!
生物はただの暗記では全く頭に残らない
生物は先ほども述べたように暗記が大半を占める科目です。だからこそ暗記方法が勉強の効率を左右します。生物の参考書は暗記の仕方なども書いてありますが、まずは自分で暗記方法を確立することをおすすめします。
またスタディチェーンがおすすめする生物の暗記方法は生物の知識を人に説明することです。生物の知識は説明できるようになってからやっと理解したことになります。
何回も自分で知識の背景などを裏付けながらすると幅広い知識をいれつつ論述問題にも対応することができると思います。
分野ごとで集中して勉強する
生物の勉強や参考書は分野ごとにかなり多く分かれています。生物の分野は全く違うのでしっかり分野ごとに対策すべきです。
生物の分野を全部してしまうと、生物の知識が多すぎて全く頭に入らないと思います。生物の参考書をやっていると多くの知識を取り込んでしまいますが、一つ一つ生物の確実に知識を定着させていきましょう!
共通テストのための生物の最強の参考書ルート



ここからは生物の共通テストのための参考書ルートを解説していきます。高校一年生から受験生に向けて詳しく説明していきます。
生物の基礎を固めるなら「大森の生物徹底講義」
論述問題は、生物の大学受問題で最も難しく負担が大きい問題だと思います。論述問題を解くには基礎知識を頭に入れておく必要があります。
共通テストだけで生物を受験するのならば問題はありませんが、二次試験で生物を利用して受験をする高校生には超重要な部分で、合否を分けると断言できるほどです。
なぜ論述問題が難しいかというと、生物の知識を正しく理解し、それを自分なりに言葉で説明できるようにするという手順があって、ようやく解答にたどり着くことができるからです。とにかく解答できるもでの手順が多いのが特徴です。
逆に、内容を正しく理解し、それを正しく説明できれば論述問題で正答が得られるということですね。
これも勉強の流れは暗記分野と基本的には一緒です。論述問題対策にはとにかくアウトプットの作業が大切です。問題を解く際は何度も手を動かしましょう。最初の頃は間違えいいです。何回も解くにつれて論述問題の書き方を掴めていきます。
生物の演習も一緒にするのなら「セミナー生物」
対応レベルは、定期考査~難関私大・国公立大学まで幅広く対応しています。また、大学受験生だけでなく、日頃の定期考査の対策にも活用できます。
多くの高校で指定教材として使われているため、良問ばかりで構成されています。レベル別の練習問題から、分野がごちゃ混ぜになった巻末問題まで、扱う分野・レベルともにとても幅広いです。問題とは別に、解説量が豊富な解答書がついています。ただ解いて丸付けをするのではなく、隅々まで解説を読むことでこの問題集の力が発揮されます。
高校生物の基礎固め、大学受験を本格的に始めた学生におすすめの生物の参考書です。
ある程度生物の知識がついてきたら「生物基礎問題精講」
対応レベルとして、共通テスト~国公立二次試験対応の参考書になります。
「生物(生物基礎・生物)基礎問題精講」は、頻出分野の解法が詳しく記載されています。問題構成は必修問題と演習問題に分かれており、センター試験のみで生物が必要な人は必修問題を丁寧にこなしましょう。ここを完璧にすれば安定して高得点を取ることが可能になります。また、演習問題は実際の大学入試問題から出題されており、実力養成として最適です。難しい参考書に取り掛かる前にこの参考書を完璧にしましょう。
センター試験で高得点を取りたい大学受験生、レベルの高い参考書に取り組む前の足掛かりに使いたい大学受験生におすすめの参考書です。
医学部志望のための生物参考書ルート



次は医学を目指す受験生に向けて医学部志望者のための生物参考書ルートについて解説していきます。医学部の生物は基本的に記述問題が必ず出題されます。ですので生物の記述問題を鍛えたい人などにおすすめの参考書を紹介していきます!
大森徹の生物 記述・論述問題の解法
対応レベルとして、早慶、難関国立大学・私大大学に対応している難易度の高い問題集です。
「大森徹の生物 記述・論述問題の解法」の特徴として、「大学受験生が書きがちの間違った解答」が載っている点です。記述の間違いを自分で見つけることは難しいですが、誤答例が示されることで、間違いを見つけやすくなっています。
生物の記述力・論述力に自信がない大学受験生におすすめの参考書です。
生物の総合力を高めるなら「生物重要問題」
対応レベルとして、入試基礎~難関私大・国公立大レベルまで対応しています。「基礎問題から応用問題まで、一冊で全て済ませたい人」「典型問題の解き方を身に着けたい人」におすすめです。
生物用語の本質をとらえて覚えていないとないと解説が理解できないので、「重要問題集」よりレベルの低い参考書で知識をつけた状態でこの参考書に取り組むといいでしょう。
生物の内容を一通り勉強し終わって、本格的に大学受験勉強をしていく学生におすすめの生物の参考書です。
生物の苦手分野を徹底的に潰すなら「大森の遺伝問題の解法」
多くの大学受験生がつまづきがちな遺伝分野を、解答のプロセスからアプローチ方法まで丁寧に解説されている参考書となっています。
また遺伝問題は医学部の入試には避けては通れない学問でかつ難問が勢ぞろいとなっております。ですのでしっかり理解を念頭に置いてこの生物の参考書を勉強することで大きく失点することを抑え総合的な得点は大きく伸びると思います。
遺伝分野を勉強するという乞うことは、「大森徹の生物遺伝問題の解法」に取り組むといっても過言ではないので、遺伝分野を苦手とする大学受験生におすすめの生物の参考書です。
生物のおすすめの参考書を教えてくれる+計画を立ててくれる塾




いかがでしたでしょうか?生物のおすすめの参考書ですが、人によって使いやすいものや勉強しやすさなどあるとは思いますが、今回のおすすめの選び方や医学部や看護学部などおすすめの参考書ポイントなどを参考にぜひ選んで頂けたらと思います。
また今回の記事では本当に自分にあった参考書はどれなのかわからないや生物の勉強法をもっと知りたいという人にはぜひ大学受験コーチング「スタディチェーン」の無料受験相談にてなんでも生物以外のことについてもご相談いただけたらと思います。