この記事では、倫理、政治経済の勉強法や参考書・問題集を紹介していきます。最初に倫理政治経済という科目は暗記が成績アップのほぼすべてを握ります。 そのため、演習の参考書を数多くこなすよりも、自分で決めた1冊のインプット用参考書を完璧にすることが重要です。
目次
【大学受験】各社会科目の暗記比重



まず、倫理、政治経済は社会科目の中で暗記量は何番目に大きいのでしょうか、もちろん単純暗記が多い日本史や世界史は暗記の比重が多く、考える「思考系」の問題が多い倫理などでは暗記の量が減ると思います。
下記に各社会科目の特徴を簡単に述べてあるので参考にしてみてください。
大学受験の世界史の特徴
・世界史という科目は数多くある社会科目の中でも「学習すべき分量が社会の科目の中で最も多い」科目となっています。単純暗記に加え世界の「縦の流れ」と「横の流れ」も頭に入れる必要があります。
大学受験の日本史の特徴
・日本史は、世界史の次に暗記量が多い科目です。世界史に比べれば、暗記量は多くないです。 ですが、世界史より、狭く深く学習するのが日本史です。日本史でも「流れ」を意識することが重要で日本史の流れとは各物事の因果関係を結び付けて覚える必要があります。
大学受験の地理の特徴
・地理はセンター社会4科目(世界史、日本史、倫理・政経、地理)の中で暗記すべきことが最も少ない科目です。 なぜ暗記量が少ないかというと「常識」でわかってしまう範囲が多いためです。たとえば、人口が最も多い国が中国で二番目に多い国がインドであることは誰でも知っているし、石油の生産がサウジアラビアなどの中東で多いことも誰でも知っているのです。
ただし、問題の性質から、8割以上の9割~満点を狙いに行くのが最も難易度が高い科目になっています。
大学受験の政治経済の特徴
・政治経済は少々の計算問題を除けば、文字通り単純暗記の科目です。 他の社会の科目と倫理・政治経済が大きく異なることは、各章ごとで単元が独立していることが挙げられます。
そのため、世界史や日本史のように流れを理解する必要がないため自分の好きな単元から勉強できたりと勉強法の幅が広いのが特徴です。
政治経済は単純暗記で流れをつかむ必要がないため他の社会科目と比べ、簡単だと思われがちですが、センター政治経済の平均点の推移を見ると、60点を下回る年度がかなりあります。
大学受験の倫理の特徴
・倫理という科目は数多くある社会科目の中でも“暗記だけでは高得点を取れない” そんな特殊な社会科目が倫理になります。
倫理の読解問題では、漠然と読んでも答えを出すことは出来ません。読解問題には必ずテーマがあります。 仏教の思想が元になった文章や、西洋の思想が元になった文章など、倫理として習う内容が軸になっています。
このような各社会科目の特徴を踏まえたうえで、全体を暗記量順に並べた時にはどうなるのでしょうか。また、倫理、政治経済は社会科目の中で暗記量は何番目に大きいのかをわかりやすく並べてみます。
左から順に暗記の比重が大きくなる科目です。世界史>日本史≧倫理政経≧地理 センター本試験での得点のしやすさ 平均点などではなく、実際に努力と得点がどの程度比例するのかは世界史=日本史>倫理政経>地理となります。
高校定期テストの政経勉強法



教科書を読む
徹底的に教科書を読みましょう!
授業内容も定期テストの内容も基本的には教科書がベースになっています。
ですので、教科書を読むことはとても効果的です。
テスト範囲の教科書を読んで全体のイメージをつけると良いでしょう。
また、いくら教科書を読んでも難しくて理解しにくい内容などもあると思います。そのようなところは、適宜先生に聞いて理解するようにしましょう!
太字をメインに覚えていき、学校の先生が大切だといった部分や自分が大事だと思ったところもしっかり覚えていきましょう。
テスト範囲の用語を覚える
テスト範囲の用語を覚えましょう!
テスト勉強をしていてもなんとなく漠然とした不安を感じることはありますよね。そのような時は、自分がまだ理解していないところをノートや小テストから見つけましょう。
暗記には、一問一答を活用するといと思います。一問一答は、必要な情報がシンプルに載っているため暗記しやすいです。
また、経済用語には漢字が難しいものもあるので、出る場合は書けるようにしておきましょう!
暗記科目の覚え方
政経の勉強では、1単語ごとにしっかりと覚えていくことよりも、テスト範囲の1週目をまず先に終わらせ、単語の存在を認識する。この「認識する」ということが大切です。その後、覚える単語を何週もして同じ単語に何回も触れながら覚えていく方が、1単語ずつ覚えていくよりも3倍のスピードで単語を覚えることができ、単語自体も忘れづらいと言われています。
質を求めて丁寧に忘れないよう単語を一個ずつ覚えるよりも、たくさんの単語に徹底的に触れる回数(量)を増やしていくことの方が長期的な結果に繋がります。
1個1個を丁寧に積み上げていき正解に近づけるよりも、高回転で何回も作って壊してを繰り返して正解に近づけていく方が結果的に効率がいいです。
【大学受験】倫理、政治経済勉強法



政治経済を勉強するうえでのポイント
政治経済は絶対暗記の科目
政治経済という科目は暗記が成績アップのほぼすべてを握ります。 そのため、演習の参考書を数多くこなすよりも、自分で決めた1冊のインプット用参考書を完璧にすることが重要です。
時事問題の勉強法
政経の時事問題の勉強法については、今年の出来事以外は最新の参考書で対策出来ます。 今年の出来事の対策としては、普段から欠かさずニュースを見ておくことが大切です。。 ニュースを見るのは、テレビ、新聞、ネットなど色々な媒体がありますがどの媒体を利用してもかまいません。ずっと、時事問題を追っている必要はないので、時々にでも時事の流れを把握しておいてください。
計算問題が出る
政治経済の特徴として、社会科なのに計算問題が出ることが挙げられます。 そのため、最低限の計算はこなせる必要があります。 計算自体は簡単なため、実際に問題を解いて対策しておきましょう。
倫理、政治経済のおすすめ参考書
改訂第3版 センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本
倫理、政治・経済の勉強をしたことが無い人でもセンター試験で高得点を目指すための参考書です。そのため、学校の授業だけでは不安だという人やさっさとこれらの科目を終わらせたいという人向けの参考書となります。
各事項の説明記述が多く、かつ図にまとまっている等、理解しやすいつくりとなっています。また、重要事項は赤字、太字、ポイントとしてまとめ、表としてまとめてあり見やすいつくりになっています。
非常におすすめの一冊です。
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センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる一問一答
倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本の一問一答版がこちらの参考書です。 3段階で目標に応じた使い方ができ、過去の問題にもとづいた「肢別式」でスピーディーに知識を確認できる本書で、満点をねらえる知識が効率良く身につけることができます。
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大学入学共通テスト 畠山のスッキリわかる 倫理、政治・経済 完成講義
この倫理、政治・経済完成講義は、今年発売されたばかりの大学入学共通テストに対応している問題集でインプットに最適です。 共通テストの倫政対策はこの一冊で万全ともいえる代物で、下記に掲載してある完全問題集と合わせて使うのをおすすめします。
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大学入学共通テスト 畠山のスッキリ解ける 倫理、政治・経済 完成問題集
上記の参考書と同じくこの倫理、政治・経済完全問題集は、今年発売されたばかりの大学入学共通テストに対応している問題集でアウトプットに最適です。
倫理、政治・経済は情報量が膨大なため、参考書を読むのに手一杯で、問題演習まで手が回らないのが現状です。
この問題集では倫理、政治・経済合わせてテーマ別の28章を1章につき9~10問を掲載、グラフ・資料問題対策も万全、多くの出題予想資料を収録されており 「倫理」ではシンプルかつ明快な解説を、「政治・経済」では詳細で精緻な解説を掲載。
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MARCHや早慶に対応できる政経の勉強法
・私大攻略の政治・経済
内容紹介
重要事項の学習と、過去に出題された様々な私大入試問題演習を通じて、政治・経済の大学入試に必要な知識の習得と実力を養成する書。要点整理には、大学入試に必要な重要事項を網羅。問題演習には、過去に出題された様々な難度・形式の私大入試問題を掲載。
私大攻略の政治・経済の使い方紹介
この問題集は3つのレベルに分かれて問題が掲載されたアウトプット用の問題集です。
レベル1と2では日東駒専・産近甲龍などの入試問題として出題されるような基礎的な問題が掲載されています。
レベル3はMARCHや関関同立レベルの問題です。自分が受ける大学の問題レベルに合わせて、解く問題を選びましょう。
この1冊に載っている問題がしっかり解けるようになれば、政治経済の入試問題には一通り対応できるようになるのが特徴です。なお、解説は1冊目と比較するとシンプルな構成となっていますので、政治経済のインプットが一通り済んで、問題演習をたくさん行いたい人の向けの教材となっています。
解答解説と問題が別冊として分かれていて、赤シートを使って重要なポイントを覚えられるようになっているのもこの教材のポイントです。ただし、時事問題については扱われていないので、自分が入試を受ける年度に対応した重要時事問題がまとまった教材を1冊プラスで学習しておくことをおすすめします。
MARCHを志望する受験生は、この問題集を解けるようになってから過去問演習にはいるのがおすすめです。
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・実力をつける政治・経済80題
内容紹介
大学入試のための実力養成に
各章は要点整理→基本問題→演習問題という構成で、重要事項の体系的な理解を図ります。演習問題は、(1)センター対応マーク型、(2)私大対応総合型、(3)国公私立大対応論述型の入試問題から80題を厳選。あらゆる形式・テーマに対応できます。
早慶レベルの難しい大学入試問題に対応しています。特に、早稲田大学の政治経済の入試問題は毎年かなり詳しい知識が問われるほか、難易度の高い計算問題も出題されます。こうしたハイレベルな問題に対応できる力を身につけたい人におすすめです。
最後に
ここで、「倫理」の点数を上げるための勉強法や参考書を紹介しましたが、「もっと効率的に最短で教科を習得したい」という方がいらっしゃいましたら、その方には勉強計画を立てて学習を進めることがおすすめです。
受験という大きな目標に向かって走るためには年間、月間、週間と大きな期間から今何を勉強するべきなのかという小さいところまで、しっかりと計画を立てることが必須です。
もし「今やっている勉強が後々何に繋がっているか確信が持てない・・・」
「モチベーションを持って勉強に取り組むことができていない・・・」
「来週何すればいいかはわかっているけど、来月何をしたら良いかわからない・・・」
という方がいたら、勉強計画を一緒に立ててくれるスタディチェーンがおすすめです。
詳しくは以下から志望校の先輩が無料相談による計画を立ててくれるので、ご覧になってみてください!



他にも、倫理・政治経済の参考書やおすすめ勉強法が知りたい方へ!
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